バッファローは8日、デジカメ写真を保存して自動分類したりテレビに出力できる、HDD内蔵タイプのハードウェア「おもいでばこ」を発表した。11月中旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は20,000円台の前半。
おもいでばこは、デジカメ写真を保存してテレビで見るための専用ハードウェア。320GBのHDDを内蔵し、本体前面のSD/SDHCカードスロット(SDXCは非対応)を利用してデジカメ写真を保存する。SD/SDHCカード以外のメディアは、汎用的なメモリカードスロットを使うことで、おもいでばこ本体のUSBポート経由で保存可能。メモリカードをセットしたのち、本体の「とりこみ」ボタンを押すだけで、メモリカード内の写真が保存(コピー)される。
保存した写真は、HDMI端子やコンポジット端子でテレビに出力。スライドショーや拡大表示、写真にコメントを付けて表示することもできる。JPEG形式の静止画に加えて、Motion JPEG、MP4、MPEG-4 H.264/AVCの動画も保存と再生が可能だ。
取り込んだ写真は、EXIF情報を元に自動で整理/分類。画面上のカレンダーで写真を分類したり、国民の祝日に従って保存した写真をまとめたりできる。さらに、例えば子供の誕生日を設定しておくと、2009年の誕生日、2010年の誕生日、2011年の誕生日といったように分類でき、画面上のサムネイルなどで子供の成長を追いかけて楽しめる機能も実装した。
写真が位置情報を持っている場合は、画面上の地図で撮影場所が表示される。この機能は、おもいでばこがインターネットに接続されているときのみ有効だ(おもいでばこ背面の有線LANコネクタを使う)。また、おもいでばこのネットワーク機能は、地図表示のみに使われる。
背面の「バックアップ機器」コネクタはUSB 2.0だが、バックアップ専用となっている。外付け型HDDを接続すると、おもいでばこ本体の内蔵HDDから写真や動画が自動的にバックアップ(コピー)される仕組み。バックアップ先のデータはPCにもコピーでき、おもいでばこにもリストア可能。
本体サイズはW230×D155×H35mm、重量は約600g。