日本自動車工業会は4日、「第42回 東京モーターショー2011」の概要を発表した。24年ぶりに会場を東京に移し、12月2日より東京ビッグサイトで開催する。

今回のショーテーマは、「世界はクルマで変えられる。」(Mobility can change the world.)で、日本自動車工業会の発表によれば、「クルマ社会の未来を、明るく、大胆に、世界に向けて発信していくという強いメッセージを込めた」とのこと。世界12カ国・1地域から合計176の出展者があり、国内メーカー14社15ブランドをはじめ、海外からはヨーロッパを中心に、前回(2009年開催。9社9ブランドが参加)を大きく上回る20社24ブランドが参加。ワールドプレミア(世界初の発表)は52台、ジャパンプレミアが82台出展される予定だ。

また、主催者テーマ事業として、「SMART MOBILITY CITY 2011」を会場内で実施する。エネルギー、環境、情報通信など幅広い業種から26の企業および団体が参加し、最先端の技術を展示。次世代自動車のテストライドや自動運転のデモンストレーションなども行われるという。

なお、12月2日は特別招待日で、開会式が行われ、日本自動車工業会総裁である寛仁親王殿下がご高覧される。

一般公開は3日からで、オープニングイベントとして車のパレードやトークセッションが行われる。会期前半にはプロの運転による乗用車同乗試乗会を、会期後半には二輪車の試乗会を実施予定。前回初めて導入された「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」は今回、事前登録制の有料ツアーとして実施する。ステージイベントも充実しており、屋外展示場には世界のグルメを楽しめるフードコートが登場するという。

「第42回東京モーターショー2011」の開催期間は12月2~11日。「東京モーターショーオンラインチケット」でチケットを購入でき、前売券は一般1,300円、高校生400円。当日券は一般1,500円、高校生500円。ともに中学生以下は無料。