ガルデルマ株式会社と塩野義製薬株式会社は、10月25日、中高生と中高生の子どもをもつ母親を対象にした「ニキビに関する意識」についての調査を発表した。なお、回答者数は、中高生930名、母親1,000名。
「ニキビの悩み」子>親で2倍の開き
まず、中高生に「ニキビについてどのくらい悩んでいるか」と聞いたところ、52.2%が「悩んでいる」と回答していた。
次に、ニキビについて経験したこと、心配していることを中高生と母親に聞くと、「ニキビを恥ずかしい」、「ニキビで自信がもてない」と感じている中高生の割合は、それぞれ37.8%、35.2%。一方、自分の子どもが「ニキビを恥ずかしい」、「ニキビで自信がもてない」ことを心配している母親の割合は、それぞれ20.7%、14.6%と中高生の回答と比較すると約半数となっていた。
一方「ニキビの対処法」親>子で2倍の開き
さらに、ニキビができた時の対処法を中高生と母親それぞれに聞いた。中高生の場合、「洗顔フォームなどを使う」、「食生活や睡眠など生活習慣を改善する」の項目は、それぞれ38.5%、19.1%であったが、母親に自分の子どもにさせる対処法を聞くと、「洗顔フォームなどを使わせる」59.0%、「食生活や睡眠など生活習慣を改善する」41.8%と中高生の回答の約2倍となり、対処については、母親の方が子どもよりも敏感であることが分かった。
過半数の中高生「ニキビ治療、お金かかるので親に言いにくい」
また、病院でのニキビ治療について、病院未受診の中高生の50.3%が、「お金がかかるので、親に言い出しにくい」と回答していた。
最後に、ニキビ治療を皮膚科で「受けたことがある」、「現在も行っている」という中高生は21.6%で、治療をした人の中で、症状が「改善した」と回答しているのは中高生55.6%と、他の対処法に比べて、高くなっている。