北九州市が鉄道施設を保有し、平成筑豊鉄道が列車運行を行う門司港レトロ観光列車はこのほど、線名(愛称)の変更を発表した。

門司港レトロ観光列車は、JR門司港駅に隣接する九州鉄道記念館駅と、関門海峡めかり駅を結ぶ2.1kmの路線。2009年4月、普通鉄道としては全国初となる観光目的に特化した鉄道として開業し、機関車2両(DB10形)と客車2両(トラ70000型)による観光列車「潮風号」が運転されている。

開業当初、線名命名権は山口フィナンシャルグループの子会社である山口銀行(本店:山口県下関市)が有し、線名(愛称)も「やまぎんレトロライン」だった。同グループは今年10月、北九州市に本店を置く北九州銀行の営業を開始し、山口銀行の九州域内の事業は北九州銀行に引き継がれている。

これにともない、門司港レトロ観光列車の線名命名権も北九州銀行へ移ることになり、今後は「北九州銀行レトロライン」として運行される。ホームページの変更も随時行われるとのこと。