阿部寛、6年振り共演の新垣結衣を「成長したな～」としみじみ 『麒麟の翼』

2012年1月28日公開の映画『麒麟の翼～劇場版・新参者～』のワールドプレミアが28日、東京・六本木ヒルズで行われ、阿部寛、新垣結衣、道端淳平、田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大、菅田将暉、土井裕泰監督が出席した。

TBS系『新参者』でテレビドラマ化にもなったベストセラー作家・東野圭吾の大人気ミステリー『刑事・加賀恭一郎』シリーズの最新作『麒麟の翼』(講談社刊)が原作。阿部寛扮する警視庁日本橋刑事の加賀恭一郎が、東京･人形町の麒麟橋で起きた殺人事件を解決していく。

30日まで開催している第24回東京国際映画祭の特別招待作品として、世界で初めての上映となった本作。上映前にキャスト陣が勢揃いし、まずは土井裕泰監督が「初めての上映が東京国際映画祭のスクリーンだということで、大変光栄に思っています」と神妙な面持ち。主演の阿部は「今回も『新参者』と同じ人形町を舞台にさせて頂きましたが、街ぐるみで応援していただき、再び帰ってきたような感じがして嬉しかったです」と笑顔だった。 本作がシリーズ初出演となる容疑者の恋人･中原香織役の新垣は「テレビドラマシリーズが大好きでしたので、その世界に飛び込めたことに凄く幸せを感じています」と嬉しさを表しながらも「松宮さん(溝端)と加賀さんに向かい合って尋問? 職質される時に興奮しました。職質って書いて下さいよ(笑)」と笑わせた。

舞台あいさつ後には製作報告会見も行われ、阿部とはドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)以来6年振りの共演となった新垣。「当時は1対1の絡みがなかったので、覚えていてくれたことが嬉しかったです」と率直な感想を漏らすと、阿部は「立派に成長して……。親のような気持ちですよ。今回は難しい役どころでしたが、いい緊張感を持ってやってました。共演できて嬉しかったです」と新垣の成長に目を細めていた。

映画『麒麟の翼～劇場版・新参者～』は、2012年1月28日より全国東宝系で公開。