Pixelmator Teamは10月27日(米国時間)、Mac用画像処理ソフトの新版「Pixelmator 2.0」(コードネーム: Chameleon)をリリースした。対応環境はMac OS X 10.6以上。フルスクリーンアプリケーション、オートセーブやバージョンなどOS X Lionの機能をサポートする。対応言語は、英語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語など。Mac App Storeで販売されており、価格は2600円。Mac App Store版のPixelmator 1.xを購入したユーザーは無償でアップグレード可能。購入前に試用してみたい場合は、Pixelmatroのサイトから30日間無料で使える試用版をダウンロード入手できる。
バージョン1.0ではGPUを活用した軽快な動作が訴求点だったPixelmatorだが、画像処理ソフトとしての機能を着実に強化し、バージョン2.0ではPhotoshop Elementsに対抗するようなソフトに成長した。ベクターベースの図形要素を作成・編集できる新しいドローイングツールを備えており、ボタンやアイコンなどを容易に作成できるようになった。ペンツール、フリーフォームのペンツールを使った描画に加えて、シェープツールを使って三角/直線/円/長方形などをコンポジションにすばやく追加できる。スポンジツール、バーンツール・ドッジツール、赤目修正ツールなどレタッチ機能も強化された。新しいEyedropperツールでは、拡大鏡を使ってイメージをズームインすることなくピクセル単位で色を選択できる。またイメージから不要なエレメントを取り除く「Content-Aware Fill」という独自テクノロジを備えており、例えばヒーリングツールまたは選択ツールでイメージ上のしわや傷などを選択し、ワンクリックで修正できる。
ツールが大幅に増えたが、ユーザーが使用しているツールに合わせてInfo Barがユーザーに必要な情報を提供し、Tool Options Barに必要なツールセットがまとめられる。さらにツールカスタマイズ機能を通じて、ユーザーの任意でツールパレットを作成できる。