パナソニックは27日、これまでテレビドアホンを設置することができなかったマンションやアパートなどの集合住宅にも設置可能なワイヤレスドアモニター「ドアモニ」(VL-SDM100 / VL-SDM200)を、12月1日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格はVL-SDM100が2万円前後、VL-SDM200が3万円前後。
ドアモニは、室内モニターのボタンを押すだけで、ドアの前の様子を見ることができるワイヤレスドアカメラと室内モニターのセット商品。ワイヤレスドアカメラはドア上部に掛けるだけで設置でき、室内モニターとは無線通信(DECT準拠方式)が行えるため、取り付け工事や配線工事を行わずに使用することができる。
ワイヤレスドアカメラは広角レンズを採用し、ドアの前を左右約120度、上下約90度の角度で撮影することが可能。ズーム機能も搭載し、室内モニターのボタン操作で、見たい場所を縦横約2倍に拡大して表示することができる。
また、VL-SDM200は通話機能と録画機能を搭載し、室内モニターの増設が可能。通話機能は、ワイヤレスドアカメラと室内モニターに内蔵されたマイクとスピーカーを使い、来訪者との通話が行える。録画機能は、室内モニターのボタン操作により1件につき1枚の静止画を録画することができ、最大で10枚まで保存可能。室内モニターの増設は、モニター子機「VL-DM200」(2万55円)を購入することで最大4台まで増設できる。
ワイヤレスドアカメラの電源には単3型アルカリ乾電池4本を使用し、電池寿命は約6カ月。VL-SDM100の室内モニターはAC電源を使用。VL-SDM200は充電台付親機とモニター子機に分かれており、モニター子機を親機にセットすることで充電が行える。約6時間の充電で、待ち受け時間は約100時間、モニター時間は約2.5時間の使用が可能。