都市銀行、地方銀行、ネット銀行など身近な金融機関は、預金や投資商品などを取り扱うだけでなく、社会貢献のための取り組みや、利用者にとってお得なキャンペーンも実施している。今回はマイコミジャーナル編集部が注目する金融機関の取り組みを紹介したい。

社会貢献につながる「中央ろうきん」の取り組み

例えば、中央ろうきん(営業エリア:茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)では2011年9月1日に、「ピンクリボン運動(※)」支援の取り組みを開始した。全国の中央ろうきんATMおよびセブン銀行ATMでの、中央ろうきんキャッシュカードを使ったお引き出し・お預け入れ(カードローン取引も含む)1回につき1円を中央ろうきんが負担し、公益財団法人の日本対がん協会「乳がんをなくす ほほえみ基金」に寄付する取り組みを実施している。

(※ ピンクリボン運動とは、乳がんの正しい知識を広め、早期発見・早期治療の大切さを啓発する世界的な運動)

中央ろうきんは、今回の取り組みを通じ「ピンクリボン運動」の支援を行うことで、「女性が健康で長く働くことができる社会づくり」に貢献することを目指している。

10月は乳がん啓発のピンクリボン運動強化月間で、中央ろうきんは社会貢献という観点からも、積極的に利用したい金融機関の一つといえそうだ。

また、中央ろうきんは、マイコミジャーナルの記事「コンビニATMを手数料0円で利用できるリアルテク公開! ~ろうきん・JA・信組・ネット銀行編~」のレポートで紹介したように、毎日7時から19時までセブン銀行ATMでの利用手数料が無料となっているので、こうした面からも、ぜひ利用していただきたい金融機関となっている。

ここであらためて紹介をさせていただくと、中央ろうきんは、「働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関」。会員が行う経済・福祉・環境および文化にかかわる活動を促進し、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与することを目的としている。働く人の団体、広く市民の参加による団体を会員とし、そのネットワークによって成り立っている。会員は、平等の立場で中央ろうきんの運営に参画し、運動と事業の発展に努めている。

また中央ろうきんは、労働金庫法という法律にもとづいて、営利を目的とせず公平かつ民主的に運営されている。現在、中央ろうきんの利用者は約330万人となっており、労働組合や生活協同組合の働く仲間をはじめ、多くの働く人に広く利用されている。

中央ろうきんの業務内容は、預金やローン、各種サービスなど、一般の金融機関とほとんど変わらないが、資金の運用が異なる。働く人たちから預かった資金は、働く人たちの大切な財産として、住宅・マイカー・教育資金など、働く人たちとその家族の生活を守り、より豊かにするために役立てられている。

地方銀行などでもお得なキャンペーンが続々


十六銀行・岐阜銀行のプレゼントキャンペーン

十六銀行・岐阜銀行は10月3日から、「ICキャッシュカードつくってつかってハッピーキャンペーン2011」を開始した。同キャンペーンでは、十六銀行・岐阜銀行で新たにICキャッシュカードを作成すると、もれなく岐阜・愛知・三重の3県のセブン-イレブン店舗で使える「セブンゴールド 金のハンバーグステーキ」の無料引き換え券がもらえる。

さらに、ICキャッシュカードを期間中セブン銀行ATMで利用すると、抽選で合計300名に1000円分チャージ済みのnanacoカードが当たるのだ。

十六銀行・岐阜銀行のカードなら、平日日中は手数料無料で引き出しが可能だが、このICキャッシュカードはさらに、夜間や休日でも手数料無料で引き出しが可能。また通常のカードよりセキュリティ性が高く、新規発行や磁気キャッシュカードからの切替手数料も無料だ。セブン銀行ではもちろん、十六銀行の全ATMでICキャッシュカードが利用可能となっている。新規で口座の開設を検討している、または現在十六銀行・岐阜銀行のカードを使っているという人は、キャンペーンに参加してはいかがだろうか?

ふくおかフィナンシャルグループのプレゼントキャンペーン

ふくおかフィナンシャルグループの福岡銀行、熊本ファミリー銀行、親和銀行の3行でも10月3日、「アレコレカードつくってつかってハッピーキャンペーン」をスタートさせた。同キャンペーンでは、期間中に新規で「アレコレカード」もしくは「アレコレnimocaカード」の申し込みをすると、もれなく九州全県・山口県内のセブン-イレブン全店で使える「3つのヒミツ!極上ロール」「セブンプレミアム 挽きたてカフェオレ240ml」の無料引き換え券がプレゼントされる。

また、アレコレカード(アレコレnimocaカード)に12月31日時点で残高が1万円以上あり、期間中にセブン銀行ATMで引き出しまたは預け入れをしていると、2,000円分のQuoカードが福岡銀行200名、親和銀行100名、熊本ファミリー銀行100名に当たるチャンスがある。

アレコレカードとは、キャッシュカード・クレジットカード・ローンカードの3つの機能を搭載したまさに"あれこれ使える"カード。アレコレnimocaカードは、名前の通り西鉄に導入されているカード乗車券nimocaの機能を搭載。1枚でさまざまな機能を持つカードは、お財布の中をスッキリとさせてくれるだろう。

JAバンクのATMクイズ&プレゼントキャンペーン

JAバンクでは、10月24日から、「がんばろう東北・日本の農業!全国のおいしい産直品10,000名様プレゼントキャンペーン」(第二期)を実施している。このキャンペーンは大変ユニークなもので、ATMクイズに答えると、全国47都道府県の「JAタウン産地直送品」(※)一つが、抽選で総計10,000名に当たるものとなっている。期間は11月13日まで。

(※ 「JAタウン」とは、JA全農が運営するインターネットショッピングモール。全国各地のJAなどから農畜産物や特産品を産地直送している)

応募方法は、キャンペーンのWebサイトから、(1)「ATM情報を知ってクイズに答える!」と、(2)「手数料無料 ATMを探してクイズに答える! "W賞/松下奈緒オリジナル壁紙もプレゼント!!」の2通りの方法で応募できるようになっている。

キャンペーンの当選者には、産地直送品が複数掲載されたパンフレットを送付。パンフレットの中から好きな品物を第3希望まで選び、専用申込ハガキで、必要事項を全て記入の上、申込むようになっている。なお、選んだ品物が多数応募の場合は抽選となる。また、第3希望でも当選しなかった場合は、「お米券」となる(当選発表は、賞品パンフレットの発送をもってかえる)。

JAバンクのキャッシュカードを手数料無料で使えるATMの情報を知ることができ、さらに全国47都道府県の産直品が抽選で1万名の方に当たるこのキャンペーン。JAバンクのキャッシュカードを持っていない人にも参加いただけるオトクなキャンペーンなので、ぜひみんなで参加しよう。

ホームページで情報の活用を

コンビニでの「セブン銀行ATM」の普及などもあり、金融機関のATMはより身近なものになってきている。ATMを使うだけでなく、普段自分が使っている身近な金融機関の社会貢献活動や、キャンぺーンは、知っておいて損はない。各金融機関のATM利用手数料やキャンペーンの詳細については、各行のホームページを参照してほしい。

中央ろうきんホームページ

http://chuo.rokin.com/index.html?cid=akov00034

十六銀行・岐阜銀行キャンペーンページ

http://www.juroku.co.jp/16bank/info/campaign/happy_iccard.shtml

福岡銀行キャンペーンページ

http://www.fukuokabank.co.jp/personal/campaign/arecore/index.html

熊本ファミリー銀行キャンペーンページ

http://www.kf-bank.jp/personal/campaign/arecore/index.html

親和銀行キャンペーンページ

http://www.shinwabank.co.jp/personal/campaign/arecore/index.html

JAバンクキャンペーンページ

http://www.jabank.org/brand/