現在、東京・六本木で開催中の第24回東京国際映画祭。今年は東日本大震災の復興支援のため「TIFF ARIGATOプロジェクト」が実施されており、これと合わせて仙台市と協力のもと、映画祭に出品作品350本超の中から選ばれた4作品の特別上映会も開催されている。10月25日(火)MOVIX仙台では、三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』の上映会が実施され、その後の舞台挨拶に主演の西田敏行と監督を務めた三谷幸喜が登壇した。

舞台挨拶に登場した西田敏行(左)と三谷幸喜(右)

震災直後から故郷の福島をはじめ被災地や、首都圏内の避難所などで積極的にボランティア活動を行ってきた西田敏行。舞台挨拶では「みんなでこの映画を観て笑って、復興復旧のモチベーションを上げましょう。311以降、東北は大変ですが、宮城が東北を牽引していって欲しいと思います。そして、311以前よりもすばらしい東北になって欲しいと思います。皆さんの熱気を感じて、楽しんで貰えたと確信しています。映画には素晴らしい力があると確信しました」と話した。

また、上映会中は客席の反応をうかがっていたという三谷幸喜監督は「こういう映画なので、みんなに元気を与えられればと、みんなの元気の源になればと思います。すみで皆さんを見ていて、反応が良くて嬉しかったです。コメディはみんなで観れば観るほど何倍もおもしろくなるので、映画館でたくさんの人と一緒に観て欲しいと思います」とコメント。舞台挨拶終了後には多くの人が客席を立って二人に握手を求めるなど、終始あたたかい舞台挨拶となったようだ。上映会には仙台市内各地から、約280人が来場したという。

『ステキな金縛り』は今週10月29日(土)より全国東宝系にて公開。

サスペンスコメディ『ステキな金縛り』は『ザ・マジックアワー』に続く三谷幸喜監督の最新作

三流弁護士のエミ(深津絵里)が、事件の目撃者である落ち武者幽霊(西田敏行)の協力を得て、殺人罪で起訴された男の無実を証明しようと奔走する

キャストには、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一ら豪華俳優が集結

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