ASUSTeK Computerは26日、インテルが提唱する"Ultrabook"構想に沿った仕様のノートPC、「ASUS ZENBOOK」シリーズの日本国内向けモデルを4機種、11月3日より順次発売することを発表した。11.6型ワイドの「UX21E」と13.3型ワイドの「UX31E」があり、内蔵SSDの容量でそれぞれ2機種を用意。価格は84,800円より。
スピン仕上げのヘアライン加工を施したユニボディを採用。美しさと堅牢性を兼ね備え、付属の専用スリーブで持ち運べる。フルサイズのチクレットキーボード、3本指のジェスチャーまで認識するマルチタッチパッド、ヘアライン加工のパームレストなど、細部まで使いやすさと質感にこだわり、美しさを演出したという。
廃熱システムとして、特別にカスタマイズしたV字型空冷経路を備えるほか、熱的安定性が高く宇宙船や通信衛星にも使用されるベリリウム銅合金を使用。さらに、冷却効率を上げる銅製の冷却フィンを搭載した。
オーディオ機能は、Bang & Olufsen ICEpowerと共同開発。クリアなボーカルを実現する楕円形ボイスコイル、よりふくよかな低音を再生する特大スピーカーマグネット、スピーカーを安定させて振動を減らすアルミ製リングの採用など、独自のデザインを備えている。
13.3型ワイド「UX31E」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-2677M(1.8GHz、超低電圧版)、チップセットがMobile Intel QS67 Express、メモリがPC3-10600 4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)。光学ドライブは搭載しない。ストレージは「UX31E-RY256」が256GB SATA SSD、「UX31E-RY128」が128GB SATA SSD。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
13.3型ワイドの液晶ディスプレイはLEDバックライトを採用し、解像度は1,600×900ドット。バッテリ駆動時間は約8.1時間。本体サイズ/重量は、W325×D223×H3~17mm/約1.3kg。価格と発売予定は、256GB SATA SSDの「UX31E-RY256」が129,800円で11月下旬以降、128GB SATA SSDの「UX31E-RY128」が109,800円で11月3日。
11.6型ワイド「UX21E」の主な仕様は、13.3型ワイド「UX31E」とほぼ共通。液晶ディスプレイの解像度が1,366×768ドット、バッテリ駆動時間が約5.5時間となり、ストレージが128GB SATA SSDの「UX21E-KX128」と、64GB SATA SSDの「UX21E-KX064」が用意される。本体サイズ/重量は、W299×D196.8×H3~17mm/約1.1kg。価格と発売日は、「UX21E-KX128」が99,800円で11月3日、「UX21E-KX064」が84,800円で11月下旬以降。
主なインタフェースもほぼ共通。30万画素Webカメラ、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、マルチカードリーダ(UX31Eシリーズのみ)、USB 3.0×1、USB 2.0×1、マイクロHDMI(タイプD)、mini VGA(付属アダプタでD-Sub出力が可能)、ヘッドホン/マイクのコンボジャックなど。