富士フイルムは26日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix JX420」を発表した。発売は11月12日で、価格はオープン。推定市場価格は13,000円前後となる見込みだ。

「FinePix JX420」

同社のラインナップのエントリーモデルに位置付けられる製品ながら、有効1,600画素の1/2.3型CCDや、焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズームレンズを搭載する。また、被写体や撮影状況を認識し、「人物」「風景」「夜景」「マクロ」「逆光&人物」「夜景&人物」6種類のシーンを自動で適用する「シーンぴったりナビ」にも対応するので、初心者でも扱いやすい。失敗の代表例として挙げられることの多い手ブレ大作には電子式手ブレ補正機能を内蔵。

旅行やレジャーに適した機能も多数搭載。旅行向けの機能としては、撮影時にカメラをスライドして3枚分の画像を合成することで、横長のパノラマ写真を記録できる「ぐるっとパノラマ」機能を備える。また、撮影済みの画像をグループ分けして、カメラ内再生時に指定したグループの画像だけを閲覧できる「電子フォトアルバム機能」に対応するので、友人同士で出かけた際の写真や自分ひとりで撮った写真などを分けて整理することも可能。

その他、主な仕様は次の通り。レンズの開放F値は広角端でF2.6、望遠端でF6.2、デジタルズームは約7.2倍、感度はISO100~ISO3200(ISO3200時は画像サイズ「S」固定)。背面のモニターは2.7型液晶(約23万ドット)、バッテリーはリチウムイオン充電池。記録媒体はSD/SDHCカードが利用可能で、本体内に記録用メモリは内蔵していない。なお、静止画以外に最大1,280×720ドットの動画も撮影可能だ。

サイズはW95.2×D24.3×H57.2mm、重量は本体のみで約107g、メモリカードとバッテリーを含む状態で約124gとなっている。