台湾ASUSは間もなく正式発表されるタブレットの新製品「Eee Pad Transformer Prime」のティザーサイトを公開した。サイトで公開された情報によれば、「Kal-El」(開発コード名)と呼ばれるNVIDIAの最新Tegraプロセッサを採用し、非常に高いパフォーマンスを備える点が特徴だという。
Transformer Primeについては、これまでにも何度か情報公開されており、その特徴が明らかになっている。10月11日に米ニューヨークで開催された同社ウルトラブックの「Zenbook」発表会においてASUS CEOのJonney Shih氏は、その外観的特徴がZenbookに似たアルミニウム外装の新しい薄型デザインであることを公表している。また10月20日に香港で開催されたAsiaDでは、このTransformer Primeのデモが行われ、初代Transformer同様に普段はタブレットとして使用でき、集中的に入力作業が必要なときはキーボード型ドックに接続してクラムシェル型のノートPCとして利用できる様子が紹介されている。この様子については、AsiaDの主催者であるAll Things Digitalのサイトで確認できる(動画の6分付近以降)。また、このAsiaDでのShih氏とインタビュアーのWalt Mossberg氏とのやり取りを紹介しているPCWorldの記事によれば、Transformer Primeの正式ローンチは11月9日になる見込みで、価格や実際の販売地域、時期についてShih氏は明らかにしなかったという。
それ以外の特徴についてはZDNet UKの記事が詳しい。ミニHDMIポートとSDカードスロットを持ち、タブレット側とキーボードドックの両側にバッテリを備えることで約14.5時間のバッテリ駆動を可能にするという。また当初の搭載OSはHoneycombになるとみられていたが、実際にはAndroid 4.0 "Ice Cream Sandwich"がプリインストールされて出荷される見込みで、おそらくICSを搭載して出荷される初のタブレットになる可能性があるという。
関連記事
・ASUS、キーボード装着でノート形状にできるAndroid 3.0搭載10.1型タブレット (2011年05月23日)
・ASUS、「Eee Pad Transformer TF101」に39,800円のタブレット単体モデル (2011年08月05日)
・ASUS、「Eee Pad Transformer」と「同Slider」をAndroid 3.2.1へアップデート (2011年10月18日)