日本損害保険協会会員各社はこのほど、リサイクル部品の積極的活用を周知・徹底するため、リサイクル部品活用宣言を発表した。
同宣言に伴い、同教会会員各社では「広報誌や印刷物等でのリサイクル部品活用の啓発」「イントラネット(企業内ネットワーク)を用いた社員や代理店等へのリサイクル部品活用の啓発」「契約者向け封書等へのリサイクル部品活用推進の案内」などの取り組みを実施する。
あわせて、日本損害保険協会は11月1日より、自動車ユーザーを対象にした自動車リサイクル部品の活用推進を訴えるキャンペーンを展開。同キャンペーンでは、アンケートに回答した人の中から抽選で40名に「QUOカード5,000円分」をプレゼントする。後援は経済産業省、国土交通省(予定)および環境省、協賛は日本自動車車体整備協同組合連合会をはじめとする関係団体。期間は12月31日まで。
また、同協会は今回の取り組みの一環として、自動車ユーザーおよび自動車整備・修理業者を対象としたリサイクル部品に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。それによると、リサイクル部品を使ったことがあると答えた一般ユーザー1,073人のうち、87.0%が「使用したことに満足した」と回答。満足した理由として最も多かったのは「修理費が安かった」で85.6%、次に「品質が新品と変わらなかった」の51.2%が続いた。
リサイクル部品を使ったことがある整備・修理業者に対して、リサイクル部品を使用した車齢を尋ねたところ、新車登録後「3年以上9年未満」が最も多く77.5%。以下「9年以上」が12.3%、「3年未満」が9.8%との順となった。
調査期間は2011年3月15日~6月15日。一般ユーザーの有効回答数は5,166名、自動車整備・修理業者の有効回答数は290名。