VIPが選ぶ"ベスト・ラウンジ"
フィンエアーはフィンランドのヘルシンキを拠点にするエアライン。ヘルシンキ乗り継ぎ便は、日本を出た同日に到着できる都市がヨーロッパ中に約40もある便利なルートとなっている。その便利さをさらに増しているのがヘルシンキ・ヴァンター国際空港の設計である。到着便、出発便共に同じターミナルにまとめられている上、すべてのゲートが一直線上に配置され、動線がとても分かりやすい。
ラウンジは約250名収容、シャワールーム6つ、ワインバー、スナックビュッフェ、リラクゼーションスペース、ワーキングエリアなどがある広々とした造り。携帯電話充電、インターネット接続も可(写真提供: フィンエアー) |
トランジットの際に利用する空港ラウンジ「フィンエアーラウンジ」の設備も秀逸だ。世界最大級のVIPラウンジプログラム「プライオリティ・パス」の会員投票で決まる「ラウンジ・オブ・ザ・イヤ―」で、2011年のグランプリを受賞。約600以上の空港の中から見事、世界最高のラウンジに選ばれている。
フィンエアーラウンジには北欧家具が備えつけられ、シンプルで洗練されたインテリア。ドリンクのグラスはイッタラ、コーヒーカップはマリメッコと、食器類にはフィンランドの有名ブランドが使われている。ワインやビール、軽食といったドリンクやフード類も充実。「特製スープはファンも多い」(同社)というが、筆者が試したミネストローネは、確かに素材の旨みが溶け込み、オリジナリティのある奥深い味わいだった。