千葉興業銀行はこのほど、視覚障害のある顧客に対し、音声で方向を誘導する「音声標識ガイドシステム」を設置した。今後、各店舗の特性などを鑑み、順次設置していく予定としている。
千葉興業銀行では、CS(顧客満足度)向上とCSR(企業の社会的責任)の取組みの一環として、視覚障害のある顧客に配慮した取組みを促進している。
音声標識ガイドシステムは、顧客が携帯する小型受発信機と音声案内の必要箇所に設置する音声標識ガイド装置から構成される。小型受発信機を持つ顧客が小型受発信機の押しボタンを押すことにより、電波が15~20m圏内に送信される。この電波を店舗に設置された装置のアンテナが受信すると、スピーカーより具体的な音声案内が流れ、店舗へ誘導する。
設置場所は、千葉駅前支店(千葉市中央区富士見1-1-17)。2011年10月5日に設置した。
このほか同行では、視覚障害のある顧客に配慮した取組みとして、視覚障害者対応ATMの全店設置 ・点字通知サービスの実施 ・点字シールの作成などを行っている。