カシオ計算機は18日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、Bluetooth V4.0(Bluetooth low energy technology)対応のスマートフォンと通信できる新モデル「GB-6900」を発表した。スマートフォンの着信やメールの受信を、腕時計のGB-6900側で知らせるといった動作が可能。12月下旬より発売し、価格は18,900円。
対応するスマートフォン(2011年10月18日現在)は、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製「MEDIAS」シリーズの一部。NTTドコモの「MEDIAS PP (N-01D)」と「MEDIAS LTE(N-04D)」、au(KDDI)の「MEDIAS BR IS11N」、ソフトバンクモバイルの「MEDIAS CH SoftBank 101N」。これらのスマートフォンは2011年11月以降に順次販売が開始される。
G-SHOCKの新モデル、GB-6900は、省電力の近距離無線技術であるBluetooth V4.0(Bluetooth low energy technology)に対応。同規格に対応したスマートフォンと通信することで、さまざまな機能を実現した。対応するBluetoothのプロファイルは、TIP、FMP、PASP、ANPで、通信距離は約2mまで。主な機能は以下の通り。
■スマートフォンの時刻情報を腕時計が受信して時刻を自動で修正
■スマートフォンの電話着信/メール受信/SMS着信を腕時計の電子音や振動で通知
■腕時計のタップ操作でスマートフォンの着信音やバイブレーションを停止
■腕時計のボタン操作でスマートフォンのアラームやバイブレーションを作動させる探索機能
■スマートフォンの接続が切れるとバイブレーションで通知するリンク切れ通知機能
GB-6900のデザインは、世界中で高い人気を集めるG-SHOCK「DW-6900」のフォルムをベースとしている。光沢塗装のボディや、高輝度LEDのバックライトを搭載。Bluetooth V4.0搭載を示す新たなGマークを配したバックライトボタンを採用するなど、ベースモデルとは異なるデザインも採り入れた。定番カラーのブラックに加えて、レッド、ホワイトの計3色をラインアップしている。
カシオ計算機では今後、スマートフォン以外にもBluetooth V4.0に対応した各種機器との連携を進め、腕時計本来の価値を活かした機能の開発と使用用途の拡大を目指していくとしている。