NTTドコモは18日、同日開催した2011～2012年冬春モデルの新製品発表会で、Googleと韓国Samsungが発表予定のAndroid搭載スマートフォンを11月中に発売すると発表した。会見で山田隆持社長が明らかにした。

山田隆持社長

スライドではどのような端末かは隠されており、明らかではなかった

ドコモが注力するスマートフォン用OSのAndroidを開発するGoogleは、19日に香港で新バージョンとなる「Ice Cream Sandwich」を発表すると見られており、Samsungも同席して新バージョンを搭載したスマートフォンを公開する見込みだ。これまでもGoogleは、リファレンス端末としての位置づけで「Nexus One」「Nexus S」と同社ブランドの端末を発表しており、今回もその新端末になるとされている。

山田社長は発表会の中で「最後にひとつ」と前置きしてからこの端末に触れ、「最新のAndroidを搭載した世界初のモデル」と紹介。これを「世界でもほぼ最速のタイミングである11月に発売する」と明らかにした。

端末の詳細については「明日をまって欲しい」(山田社長)とのことだが、もともとGoogleは10月11日(米国時間)に同OSと端末の発表会を開催予定で、それが延期になったことで順番が先になってしまっため、今回の新製品発表会では触れられなかったようだ。

Googleは新OSの開発にあたり、Nexus Oneでは台湾HTCと、それ以降はSamsungと協力して最初の端末であるNexusシリーズを開発。通常、ほかの端末メーカーはそれを受けて新OSの採用をスタートする。このためNexusシリーズは、Googleの新OSをいち早く体験できる端末となる。それが今回、初めて日本のキャリアから出ることになるようだ。

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