米NVIDIAは14日(現地時間)、GeForce GPUに対応する3D立体視システムの新世代製品「NVIDIA 3D Vision 2」を発表した。輝度や色彩が強化されるなど、より鮮明な3D立体視を楽しむことができる。従来の3D Visionコンテンツとの完全な後方互換も確保したという。
システムの製品構成は従来製品とほぼ同じで、「3D Vision 2メガネ」と専用の「ワイヤレスUSB IRエミッタ」をセットにしたキットの価格は149ドルで、メガネ単体の追加購入価格は99ドル、北米では10月中に発売する。日本国内に向けては11月中旬の発売を予定しており、価格は同キットで16,800円、同単体で11,800円。
3Dメガネの方式は従来と同様の120Hzのアクティブシャッター方式を採用している。新たに、「NVIDIA 3D LightBoost」と呼ばれるディスプレイ技術に対応しており、対応液晶ディスプレイと組み合わせることで、他の3Dディスプレイ技術と画像を比較した場合、最大2倍の輝度が得られるほか、ゴーストも低減されるなどの効果を得ることができる。
なお、このNVIDIA 3D LightBoostに対応した液晶ディスプレイ製品としては、ASUSTeKの「VG278H」が、米国では2011年10月初旬の提供開始で価格は699ドルと紹介されているほか、同製品は日本国内でも追って発売予定とされている。また、AcerとBenQも対応の液晶ディスプレイ製品を用意しており、東芝からは対応ノートPCも登場予定とされている。