iPhone 4Sの販売が10月14日から開始され、ソフトバンクモバイルの旗艦店であるソフトバンク表参道では購入希望者が行列を作った。今回は事前に予約を完了している人の受け渡しのみで、広報の話では午前8時の時点で行列は200名とのことだった。
先頭は大学生の男性。前日の午前1時から並び始め、計30時間ちょっと待ったという。ちなみに予約は秋葉原で済ませたので、この日はセレモニー後に秋葉原へ移動するとのことだった。列の中ほどに並んでいたスーツの男性は「これから出社します」とのこと。「デュアルコアになったCPUを早く体感したい」と興奮気味に語ってくれた。
販売開始の午前8時前には孫正義ソフトバンク社長も姿を現し、購入者と一緒にカウントダウンを行った。孫社長は「iPhoneは製品というより、スティーブ・ジョブズの作品」と述べ、彼の死去を痛んだ。本端末はKDDIとの競争になるが、それについては「健全な競争は歓迎する」とコメント。その上で「我々はiPhoneをより長く売っているという自負心がある」とし「絵文字を始め、日本のユーザーに使いやすいようにジョブズと相談しながら工夫してきたことがたくさんある」本端末を、これからも幅広いユーザーに提供していきたいと語った。