ビザ・ワールドワイドは13日、20~34歳の独身男女600人を対象に実施した「支出管理スキルに関する意識調査」の結果を発表した。これによると、結婚相手に求める条件として、「収入」よりも「お金の管理能力」が重視されている実態が明らかになった。

調査は、2011年8月に全国の20~34歳の未婚男女(学生を除く有職者)各300名を対象に実施。

これによると、20~34歳の独身男女に、自分にとって最も重要だと思う能力・スキルを聞いたところ、4人に1人(25.0%)が「お金の管理能力」と答え、「会話力(24.3%)」や「行動力・バイタリティ(13.5%)」を抑えてトップにあがった。

自分にとって最も重要だと思う能力・スキルとして「お金の管理能力」をあげた人に、それが問われるのはどんなときだと思うか聞いたところ、半数以上(55.8%)の人が「結婚生活」と答えている。

また、結婚相手に求めるお金に関する条件をどの程度重視しているか聞いたところ、男女ともに、約9割が「お金の管理ができる」ことを重視すると答えており、「収入」や「貯金」よりも、「お金の管理能力」が重視されている実態が明らかになった。

結婚相手に求める金に関する条件をどの程度重視しているか聞いたところ、男女ともに、約9割が「お金の管理ができる」ことを重視すると答えた

結婚相手として考える人の「お金の管理能力」をチェックするポイントを聞いたところ、約6割が、「毎月貯金している(59.3%)」「毎月いくら使ったか把握している(58.0%)」をあげた。

また、4割近く(36.5%)が「ATMの時間外手数料を意識しているか」をチェックしており、「ATMの手数料」についても、お金を管理するうえで意識すべきポイントとして注視されていることが分かった。

結婚相手のお金の管理能力をチェックするポイント

一方、結婚相手として不安に思う条件を3つまで聞いたところ、男女とも、「優しくない・誠実でない」「価値観が合わない」に次いで「お金の管理ができない」があがっており、女性においても、バブル期の“三高”の要素だった「収入」や「学歴」よりも、男性の「お金の管理能力」を重視していることが明らかになっている。

ビザ・ワールドワイドでは、「今どきの若年層は、結婚生活においてお金の管理能力が問われると自覚するとともに、結婚相手に対してもお金の管理能力を求めていることが浮き彫りになった」としている。