LG電子が開発したLTE対応Android搭載スマートフォン「Optimus LTE」が韓国で発売された。日本国内ではNTTドコモがLTEサービス「Xi(クロッシィ)」対応スマートフォンとして、LG製のスマートフォンを提供する予定になっているが、Optimus LTEはその韓国版とみられる端末だ。筆者は今回、韓国に飛びOptimus LTEの実機を試用してきたので紹介する。
関連記事はこちら
・ドコモから登場? 韓国のLTE対応LG製スマートフォンを紹介 (2011/10/05)
大画面・高精細な液晶と高速パフォーマンス
Optimus LTEは、韓国ではSK TelecomとLG U+が展開しているLTEネットワークに対応したAndroidスマートフォンだ。LTEに加えてSKのW-CDMA、U+のCDMA2000の3Gネットワークにも対応する。LTEに対応したことで、3Gに比べて高速・大容量・低遅延というメリットが得られる。
本体は約4.5インチのTrue HD IPS液晶を搭載。解像度は1280×720ドットで、1.5GHzのデュアルコアCPUであるQualcomm Snapdragon(MDM9200+APQ8060)を搭載。OSはAndroid 2.3(Gingerbread)を採用している。バッテリは1,800mAh、内蔵メモリは4GB。
このほかカメラ機能として、背面に810万画素CMOS、表面に127万画素CMOSセンサを搭載する。外側カメラはソニー製の裏面照射型センサのようだ。寸法・重量は約133(H)×68(W)×10.7(D)mm・約135gとなっている。
Optimus LTEが搭載するTrue HD IPS液晶は、今回初めて採用されたディスプレイ。これまで「NOVAディスプレイ」と呼ばれる高輝度液晶を採用していたが、今回は駆動方式の「IPS」を前面に押し出したブランディングに変更されたようだ。解像度や明るさ、色再現性を向上させたとしており、解像度は16:9のHDになり、輝度は500カンデラ/平方メートル、色再現率は70%、329ppiを実現。輝度はサムスンのSuper AMOLED Plusの310カンデラより高く、iPhoneのRetinaディスプレイと同等。解像度は329ppiでAMOLEDの217ppi、Retinaディスプレイの326ppiに比べても高い329ppiを実現した。