米Motorolaは10月11日(現地時間)、同社Androidスマートフォンの「Motorola ATRIX 2」を発表した。ノートPC型のドッキングステーションが話題になった前モデルに対し、ATRIX 2では画面サイズを4.3インチのqHD (960×540)に拡大し、HSDPA+ (21.1Mbps)への対応、カメラ機能の強化など、細部のブラッシュアップが行われている点が特徴となる。またLAPDOCK 100と呼ばれる特徴的なドックのオプションも利用が可能。米国ではAT&Tとの2年契約で100ドルの価格となり、10月中旬より提供が開始される。

Motorola ATRIX 2

プロセッサは型式不明ながら、1GHz駆動のデュアルコア。前モデルのATRIXではデュアルコアの1GHz駆動NVIDIA Tegra 2となっていたが、そこから変更されている可能性もある。搭載OSはAndroid 2.3のGingerbreadとなっている。最も大きな変更点の1つがディスプレイで、前述のように4インチから4.3インチへと拡大しており、それに応じて本体サイズが66×126×10.4mmとやや大きく、薄くなった。ディスプレイの解像度はqHDで同じだが、前モデルがPentileベースだったのに対し、新モデルではこの点が改良されて、文字のシャープさや画像の色表現が向上しているようだ。カメラ機能は500万画素から800万画素へとグレードアップし、フルHD (1080p)の動画撮影が可能になっている。3Gのダウンロード速度は前モデルが14.4Mbpsの上限だったのに対し、新モデルでは21.1Mbpsの上限となった。内蔵メモリは1GBのDRAMに、8GBのストレージ領域を内蔵する。ただし前モデルの内蔵ストレージ領域は16GBだったため、半分に削減されていることになる。バッテリ容量は1785mAhで、最大8.5時間の連続通話時間が可能だ。

また前モデル同様に、Motorola LAPDOCK 100と呼ばれる専用のノートPC型ドックと併用して利用が可能だ。LAPDOCK 100はディスプレイサイズが10.1インチの1366×768ドット。2つのUSBポートを備える。268×234×31.6mmの本体サイズで、重量は約1kgとなっている。このオプション自体はATRIX 2だけでなく、Motorola PHOTON 4GやDROID BIONICもサポートするものとなっている。

Motorola LAPDOCK 100