ソニーは13日、ポータブルブルーレイディスク(BD)プレイヤー「BDP-SX1」を発表した。発売は10月28日。価格はオープンで、推定市場価格は5万円前後となる見込みだ。
BDP-SX1は、同社として初のポータブルBDプレイヤー。1号機ということで、基本性能を追求したモデルとなっている。ディスプレイ部分は10.1V型で、画素数は1,024×600(WSVGA)。バックライトにはLEDを採用する。最大の特徴となっているのがバッテリーのスタミナで、約5時間の連続使用が可能だ。現時点で国内販売されているポータブルBDプレイヤーの中で最長の連続使用時間となっている。
再生可能なメディアはBDのパッケージソフト(いわゆるBDビデオ)、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/±R DL/-RW、音楽CD、CD-R/RW。そのほか、USBポートに接続したマスストレージクラス対応デバイス(USBメモリ、HDDなど)も使用できる。対応フォーマットは動画がMPEG-1/2/4 AVC、WMV、AVCHDで、音楽がMP3、WMA、AAC、LPCM、静止画がJPEG形式だ。HDMI出力端子を装備しており、大画面テレビと接続して楽しむことも可能(ケーブルは別売)。なお、ディスプレイ部分は上下左右に回転させることが可能で、テレビへの出力時には、画面を閉じることでバックライトが消灯して電力消費を抑えられる。
静止画表示の際には、フォトフレーム機能も利用できる。切り換えパターンや表示速度の設定が可能なほか、音楽ファイルをBGMとして同時再生することも可能だ。
また、7月に発売したポータブルDVDプレイヤー「DVP-FX970」と同じく、オーディオ信号用のDSPを搭載しており、「ダイナミック」「ダイナミックサラウンド」「クリアボイス」「スタンダード」の4種類のサウンドモードを利用できる。
本体サイズは約W259×D204×H40.2mmで、重量は約1.53kg。主な付属品はACアダプター、リモコン、カーバッテリーアダプター、AVケーブルなどで、車載キットは付属していない。