日立マクセルは11日、充電式ニッケル水素電池「ecoful」(エコフル)および「ecoful lite」(エコフル ライト)を発売した。本製品は充電済みで店頭に並ぶ。
ecoful liteは、ecofulより電池容量を減らして価格を抑えた製品だ。ecofulは単3形と単4形、ecoful liteは単3形のみがラインナップされる。価格はオープンで、推定市場価格はecofulが単3形の2本入りパックで800円前後、4本入りパックが1,500円前後、単4形の2本入りパックが700円前後、4本入りパックが1,300円前後。また、ecoful liteが単3形の2本入りパックで700円前後、4本入りパックが1,300円前後と見られる。電池単体だけでなく、充電器とのセットも発売される。充電器は単3形・単4形兼用で、一度に最大4本までの充電が可能だ。こちらも価格はオープンで、推定市場価格は、単3形が2本と単4形が2本で計4本のecofulが付属するセットで3,500円前後、ecoful liteが2本付属するセットで3,000円前後と見込まれる。
ecofulとecoful liteは、自己放電が少ないニッケル水素充電池。容量はecofulの単3形が2,000mAh、単4形が950mAh、ecoful liteが750mAhとなっている。充電しての繰り返し使用可能回数は単3形のecofulが約1,000回、他は約1,500回だ。
充電器の回路は4本独立設計になっており、同じサイズの電池だけではなく単3形3本、単4形1本といった変則的な組み合わせでも問題なく充電が可能だ。また、充電器には加充電防止機構が搭載されており、残容量が異なる電池を同時に入れても、それぞれの電池に適した充電を行うことができる。
また同社では同日、アルカリ乾電池「VOLTAGE Clair」(ボルテージクレール)も発売している。VOLTAGE Clairは、同社のアルカリ乾電池「VOLTAGE」のデザインやパッケージを女性向けにしたものだ。単3形と単4形がラインナップされており、推定市場価格は4本パックが500円前後で、8本パックが900円前後となっている。