富士通は12日、同社の企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」および企業向けノートPC「LIFEBOOK」のラインナップを一新し、CPUやメモリなど基本性能を強化した8シリーズ39機種の新製品を発表した。省スペース性を追求してデスクトップPCとしては世界最小クラスの「ESPRIMO B531/D」などが用意されている。提供開始は10月下旬より順次。いずれのモデルも、カスタムメイドによる仕様変更に対応する。

デスクトップ型「ESPRIMO」

ESPRIMO B531/D(キーボード、マウス、ディスプレイはオプション)

デスクトップ型「ESPRIMO」では、ウルトラスモール型の「Bシリーズ」として「ESPRIMO B531/D」が登場。CPUにIntel Core i3-2120T(2.60GHz)を搭載したモデルが134,000円、Celeron G530T(2.0GHz)を搭載したモデルが122,000円となっている。その他の仕様は、メモリが2GB DDR3 SDRAM、ストレージが160GB HDDなど。12月下旬より提供開始予定。

ESPRIMO D751/D(キーボード、マウス、ディスプレイはオプション)

ESPRIMO K552/D(キーボード、マウス、ディスプレイはオプション)

コンパクト型の「Dシリーズ」には「ESPRIMO D751/D」と「ESPRIMO D581/D」を用意。「D751/D」はCPUにとしてCore i5-2400 vPro(3.10GHz)/Core i5-2500 vPro(3.30GHz)/Core i7-2600 vPro(3.40GHz)を選択可能で、Core i5-2400 vPro選択時の価格が146,000円。「D581/D」はCeleron G530(2.40GHz)/Pentium G630(2.70GHz)/Core i3-2120(3.30GHz)/Core i5-2400(3.10GHz)/Core i5-2500(3.30GHz)/Core i7-2600(3.40GHz)が選択可能。Celeron G530搭載時の価格は118,000円。どちらも10月下旬より提供開始予定。

液晶一体型の「Kシリーズ」は「ESPRIMO K552/D」を発表。CPUにCore i5-2520M(2.50GHz)を搭載したモデルが211,000円、Core i3-2330M(2.20GHz)搭載モデルが192,000円、Celeron B840(1.90GHz)搭載モデルが189,000円。その他の仕様は、ディスプレイが17型(1,280×1,024ドット)、メモリが2GB DDR3 SDRAm、ストレージが160GB HDD、光学ドライブがDVD-ROMドライブなど。11月中旬提供開始予定。なお、Core i3搭載モデルは、官公庁・自治体・教育機関・SOHO・個人事業種向けと設定されている。

ノート型「LIFEBOOK」

ノート型「LIFEBOOK」は計6シリーズ。CPUバリエーションは豊富だが、Core i3搭載モデルは、官公庁・自治体・教育機関・SOHO・個人事業種向けとなる。また仕様は基本的にメモリ2GB DDR3 SDRAM、ストレージ250GB HDDが最小構成。

LIFEBOOK E741/D

LIFEBOOK A561/D

A4ワイドハイスペック機「Eシリーズ」の新製品「LIFEBOOK E741/D」は、15.6型ワイド液晶(1,366×768ドット)を搭載。Core i7-2640M(2.80GHz)搭載で238,700円、Core i5-2520M(2.50GHz)搭載で18,700円、Core i3-2330M(2.20GHz)搭載で172,700円。テンキー付きキーボードも選択可能だ。10月下旬提供開始予定。

A4ワイドのスタンダード機「Aシリーズ」は、同じく15.6型ワイド液晶(1,366×768ドット)の「LIFEBOOK A561/D」。Celeron B710(1.60GHz)/Celeron B800(1.50GHz)/Core i3-2330M(2.20GHz)/Core i5-2520M(2.50GHz)/Core i5-2540M(2.60GHz)が選択可能で、価格はCeleron B710搭載モデルの131,700円より。CLEARSURE搭載モデルも選択可能。10月下旬提供開始予定。

LIFEBOOK S761/D

LIFEBOOK P771/D

13.3型(1,366×768ドット)のワイドスリム・モバイル機「Sシリーズ」の新製品は「LIFEBOOK S761/D」。CPUはCeleron B840(1.90GHz)/Core i3-2330M(2.20GHz)/Core i5-2520M(2.50GHz)が選択可能で、価格はCeleron B840搭載機の186,000円から。CLEARSUREモデルも用意される。10月下旬提供開始予定。

12.1型(1,280×800ドット)のワイドコンパクトスリム・モバイル機「Pシリーズ」の「LIFEBOOK P771/D」では、CPUはCeleron 857(1.20GHz)/Core i3-2330M(2.20GHz)/Core i5-2520M(2.50GHz)を選択可能。Core i5-2520M搭載モデルには、HIGH-SPEED対応の無線WANモデルも設定される。価格はCeleron 857搭載機の208,000円からで、CLEARSUREモデルも用意される。10月下旬提供開始予定。

LIFEBOOK T901/D

コンバーチブル型タブレット「Tシリーズ」は2機種。13.3型ワイド液晶・Core i5-2520M搭載の「LIFEBOOK T901/D」は、解像度1,280×800ドットで電磁誘導タッチパネル搭載、279,000円。12.1型ワイド液晶・Core i5-2520M搭載の「LIFEBOOK T731/D」も解像度は1,280×800ドットだが、タッチパネルは電磁誘導方式/静電容量方式となる、コチラの価格は271,000円。いずれも10月下旬の提供開始。

バリューシリーズ

デスクトップ型「Dシリーズ」、ノート型「Aシリーズ」には、それぞれオープン価格での販売となる「バリューシリーズ」が設定されている。

ESPRIMO D551/DX(キーボード、マウス、ディスプレイはオプション)

LIFEBOOK A561/DX

デスクトップ型「Dシリーズ」のバリューシリーズ「ESPRIMO D551/DX」では、CPUとしてCeleron G530(2.40GHz)/Pentium G630(2.70GHz)/Core i3-2,120(3.30GHz)の選択が可能。ノート型「Aシリーズ」のバリューシリーズ「LIFEBOOK A561/DX」はCeleron B710(1.60GHz)搭載となる。「ESPRIMO D551/DX」は11月中旬提供開始、「LIFEBOOK A561/DX」は10月下旬提供開始。