三井住友海上火災保険は11日、自動車保険と火災保険の契約手続きをタブレット端末上で完結できる新システムを開発し、11月上旬より利用開始すると発表した。

新システムでは、保険料の見積もり、契約内容の確認、契約時の署名など、自動車保険と火災保険の契約手続きが、全てタブレット端末上で完結。契約の完全ペーパーレス化を実現するとともに、オフライン環境でも動作可能な機能を搭載し、通信環境を問わず契約手続きが行える。

契約内容を分かりやすく表示

契約時は画面上で署名

なお、新システムの導入にあたり、セキュリティやシステムとの親和性、導入のしやすさなどの観点から、Windows7を搭載したスレートPCを採用するなど、日本マイクロソフト社から技術情報の提供や検証などの協力を得たとしている。

今後は、現在ノートPCを使用している約1万店の代理店、3万人の募集人に加え、これまでPCを使用していなかった代理店にもタブレット端末の導入を推奨していくという。