米Facebookは10月10日(現地時間)、同社iOSアプリ「Facebook」の最新版にあたるVersion 4.0をリリースした。最大の特徴は初めてiPadを公式サポートした点で、iPad用にデザインされた新UIと大画面でソーシャルネットワークサービスを楽しめる。ページを移動せずにステータス確認やメッセージ送受信が行えたり、Nearbyで地図を見ながら友人の場所を確認したりと、iPadならではのナビゲーションでサービスが利用できるようになっている。
FacebookアプリはiPhone/iPod touchとiPadで共用になっている。iPadで実行するとユーザーインターフェイスが大画面用にリファインされるほか、特に写真閲覧などでフルスクリーンによるスライドショウを楽しめるようになる。iPhoneとiPadともにゲームやアプリを引き続き楽しめるとしているが、All Things Digitalのレポートによれば、iOSがFlashをサポートしていないことが理由で、従来に引き続きiOSでのアプリ実行には制限があることが報告されている。一部デベロッパーらはゲームやアプリのHTML5版を開発して対応しているものの、パフォーマンスの問題などにより制限があるという。そのため、アプリによっては必要に応じて該当iOSデバイス内のアプリを別途呼び出す形態になっており、もし目的のアプリがインストールされていない場合はApp Storeへと誘導してアプリのダウンロードを促すようになっているようだ。
Facebookアプリの対応OSはiOS 4.0以上で、ダウンロードサイズは10.5MB。価格は無料となっている。