俳優の香川照之と"2代目コロンボ"の石田太郎が10日、都内のスタジオで行われた『刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX』(12月2日発売 7万1,400円 発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)のアテレコ収録に臨んだ。

『刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX』のアテレコ収録に挑んだ香川照之(左)と石田太郎 拡大画像を見る

同ブルーレイBOXは、今年6月23日に逝去したピーター・フォークへの追悼の意を表し、彼が主演を務めた『刑事コロンボ』全作品(69話)を高画質で完全ブルーレイ化。日本で未ソフト化の19エピソードも初めて収録されている。この日は、小池朝雄からコロンボ刑事の声を引き継いだ2代目コロンボ石田太郎が、唯一アテレコをしていない最後のエピソードを新たに録音。犯人ジャスティン・プライス役でゲスト出演となる香川照之も石田とともに収録を行った。

実写のアテレコ収録は初めてとなる香川は「難しかったですね~。映像を見て演じている役者さんの声も耳で聞いて台本を読む訳ですから、奥が深い作業だと実感しました」と苦戦した様子。そんな香川について石田は「最初は戸惑っていましたが、若き名優と言われるだけあって同化していましたよ。また声優として一緒にやってみたいですね」と話していた。

香川といえば、先日九代目市川中車を襲名して襲名。来年6月の『六月大歌舞伎』に出演することが決まっている、香川は「歌舞伎の稽古はそれなりにやっていますよ。頑張らなくてはいけないと思っています」と言葉少なに語るも意欲的。さらに「香川照之としてずっと映像の仕事にも関わって行きたいと思います」とこれまで通り、映画やテレビの仕事も続けていくことを宣言した。