昨年10月にNHK総合で放送された『松本人志のコントMHK』が、11月5日(土)よりレギュラー化、毎月第1土曜日に放送されることになり、7日、東京・渋谷の同局内で会見が行われ、コント収録を終えた直後の松本人志がコントやNHKへの思いを語った。
『松本人志のコントMHK』の収録に臨んだ松本人志 拡大画像を見る |
第1回目の放送では、約10年ぶりに相方・浜田雅功とのコント共演を果たした「オンリー」、多彩な顔ぶれがが出演する「オリエント特急殺人事件」などを放送。企画会議で出されたアイデアは松本が納得するまで練り上げられ、脚本も二稿、三稿と修正を。中には、脚本が書き上がった後にボツになったコントもあるそうだ。
「お笑いの仕事に関しては逃げたくないというか、攻撃的でいたいんです。だから今回のお話をいただいた時にも"断る"という選択肢は無かったですね」と語る松本。民放局とNHKの違いを聞かれると、「NHKは正面玄関についてから楽屋までが遠いんです。『広いだろ!』って思わせとるんでしょうね(笑)。働いている皆さんは『高学歴やな~』と思う人たちばかり。1本1本のコントに対して真面目に取り組んでくれました」と話した。現在はプライベートでも同局の番組がお気に入りらしく、「ごますりとかではなくて、気が付いたらNHK以外、ほとんど見なくなりました。ニュースとかドキュメンタリーとか。そういう年齢になったんでしょうね」としみじみ語った。
今後の収録に関しての意気込みについては、「第1回目のゲストが浜田になったのはたまたまなんですけど、今後はできればノーギャラの人と共演したいです。受信料を払っていただいている皆さんに、お返ししたいなと思っていますから」と話す一方、映画監督業を経験したことがコント収録に与える影響についても触れ、「経験が役に立ったり邪魔になったりしているかも。コントって身軽な感じで撮るものなんですよね。だから、映画のように映像やカット割りにあまりこだわらないようにしようと思っています。ディレクター目線で『これも撮っておこう』『あれも撮っておこう』っていう部分は増えたので、時間はかかっているかも分からないですね。ただ、今のところスムーズにやれています」と撮影が順調であることを報告した。