オンキヨーは6日、ステレオプリメインアンプ「A-9000R」「A-9070」の2モデルを発表した。A-9000Rが10月29日発売で希望小売価格235,200円、A-9070が11月中旬発売で希望小売価格176,400円となっている。
2モデルとも、オーディオ再生時に動的ノイズを抑制する回路「DIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)」や、左右独立のウォルフソン製192kHz/24bitの高性能D/Aコンバーターを搭載。また、異なる2種(NPNとPNP)のトランジスタを並列に接続するインバーテッドダーリントン回路を備えており、A-9000Rはクアッドプッシュプル3段インバーテッドダーリントン回路、A-9070はクアッドプッシュプル3段という構成だ。A-9000Rは、アンプ内を通る音声信号を安定化させるグランド電位安定化技術も備える。
また、A-9000Rは筐体にアルミ素材を、A-9070はフロントパネルやボリュームつまみにアルミ素材を使用。さらに梁構造による回路基板支持で振動を抑えやすい構造になっている。
インタフェースはA-9000Rがデジタル入力×4(光デジタル入力×1、同軸デジタル入力×2、、AES/EBU入力×1)、アナログ入力×4、フォノ入力×1、USB×1、アナログ出力×2という構成で、A-9070がデジタル入力×3(光デジタル入力×1、同軸デジタル入力×2)、アナログ入力×4、フォノ入力端子×1、アナログ出力×2という構成となっている。なお、両モデルともRCA端子に、金メッキ真鍮削り出しのものを採用。
その他の仕様は次の通り。共通仕様は定格出力が140W+140W(4Ω)、実用最大出力が180W+180W(4Ω)、周波数特性が10Hz~100kHz/+0dB-1dB、1Hz~250KHz/+0dB-3dB、S/N比が107dbとなっている。サイズ/重量はA-9000RがW435×D435×H175mm/18.5kg、A-9070がW435×D431×H174.5mm/18.1kgだ。
なお、2モデルともプリアンプ部とパワーアンプ部を分離して使用できる「SPLIT」モードを備える。