歌手で俳優の福山雅治が、俳優・石橋凌の初となるソロアルバム『表現者』にギターとコーラスで参加していることが5日、明らかになった。
石橋凌(左)と福山雅治 拡大画像を見る |
1980年代にロックバンド・ARBのボーカルとして活動し、近年は俳優としても活躍している石橋の初ソロアルバム『表現者』が12月7日に発売。かねてからARBのファンであった福山と石橋がNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)で共演したことをきっかけに、同アルバムの収録曲でARB時代のナンバーでもある「AFTER45」で、石橋と福山のコラボレーションが実現した。同曲を「とても想い出深い曲」という福山が参加し、哀愁のあるヴァージョンに仕上がったという。
福山は「この歌は、僕が19歳のころから所属しているプロダクション『アミューズ』のオーディションの際に歌わせていただいた、この世界に入るきっかけにもなった歌のひとつでもあるんです」と明かし、「勝手なファンとしての推測なのですが、映画「ア・ホーマンス」で凌さんが(松田)優作さんと出会われた中で、ご自身が今までやられてきた表現とはまったく違う刺激を受けられた、そこから新たな世界へ向かっていった「変化の時」の楽曲だったような気がしていて…すごく新鮮で、すごく驚いた記憶があります」と同曲への思いを語った。
石橋も「福山雅治君との出会いは私にとって、かけがえのない出来事です。ドラマでの出会い、大河ドラマでの再会。今回の震災に対してのラジオからの呼び掛け、ライブ・ステージでの地球規模の生命の危惧への問題提起など、どれも福山君の意識の高さと、成長ぶりに感心していました。 今回のレコーディングへの参加と思い溢れるパフォーマンスに、心から感謝しています」と共演を喜んでいる。
なお、アルバムの初回生産限定盤は特殊仕様の豪華盤となり、石橋の近年の音楽・俳優活動を収録した、未公開映像満載のドキュメンタリーDVDが付録されている。また、アルバムと同時期発売で、映画評論家のおすぎ、俳優の青木崇高、イラストレーターの黒田征太郎との対談も掲載されている自伝本『表現者 ~我 語る 魂こがして~』も出版され、アルバムからの未収録楽曲のCDが付録される予定となっている。