三井住友海上火災保険はこのほど、地震保険の中途加入を勧めるシステム「地震保険中途セットNavi」を開発し、使用を開始した。

同システムは、同社の火災保険契約者のうち地震保険未加入者をリストアップするとともに、地震保険の中途加入を勧める案内や見積りを簡単に作成することができる"画期的"なシステム。

東日本大震災の影響により地震補償ニーズは急激に高まったが、同システムの導入によって、より多くの顧客に地震保険の加入を推奨することが可能となり、その結果、同社の地震保険契約件数は対前年比で約30%増加したという。

新システムの特徴は以下の通り。

地震保険未加入者のリストアップ

同社の火災保険に加入されている顧客のうち、地震保険に未加入の人をリストアップすることが可能。リストは営業所ごとや代理店ごとに絞り込んで抽出できる。

地震保険案内書類一式を作成

「地震保険のご案内」「見積書」「パンフレット」「申込書の記入例」をクリック一つで簡単に印刷することができる。また、「地震保険の案内」と「申込書の記入例」の2点は封書DMとして自動的に顧客に発送することも可能なため、代理店の事務作業効率化にもつながる。

三井住友海上火災によると、同システムは、同社社員の「地震保険の加入を推奨することは保険会社の社会的使命」という思いの結集であり、通常のシステム開発とは異なり、外部システム業者に依頼せず全て同社社員のみで開発したという。