10月13日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『蜜の味~A Taste Of Honey~』(毎週木曜 22:00~)の記者会見が2日、都内で行われ、ダブル主演を務める榮倉奈々と菅野美穂、共演のARATAが出席した。
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同作は、『セカンドバージン』(NHK総合)の大石静氏が脚本を担当。医師の叔父・雅人(ARATA)に恋をし、同じ医大に進学した直子(榮倉)が、雅人の婚約者で病理医の彩(菅野)と三角関係を繰り広げる濃厚な大人のラブストーリー。禁断の恋と知りながら、初恋を貫こうと一途な情熱をぶつける少女と、彼女の想いを受け止めるために世間を敵に回すことになる青年。愛する男の心変わりに人生の軸がぶれ始める女性の哀しみと再生を描く。
榮倉は「このような"どストレート"なラブストーリーは初めてなので緊張感たっぷりの毎日です」と始まった撮影を振り返り、フレッシュな役柄に「恋愛は気持ちがブレるものなのに、まっすぐに突き進めるのはすごくうらやましい」と本音をチラリ。菅野演じる彩との絡みも1シーンを撮り終え、「テストの時点で彩の気迫に膝がガクガクするぐらい、泣いちゃいそうで。台本を読んでいる時はそんなシーンになるとは全く想像していなかったので、本当に衝撃的でした」と笑顔を見せながら、彩の予想外の攻撃ぶりに驚きを隠せない様子。
そんな榮倉に対して、ライバル・菅野は「彩が直子にさらっとキツイことを言って去っていくシーンなんですが、奈々ちゃんってリラックマに似ているなって(笑)。みんなに愛されるものに意地悪をするような役なんだと気づきました」と余裕の返しで笑いを誘い、「この話を簡単に説明すると、"純愛だけどちょいエロ"みたいな感じ(笑)。セットの初日がベッドシーンでかなり刺激的でした」と笑顔を見せた。美貌と知性を兼ね備えた女性が崩壊していくという役どころに「30代にして初めて嫉妬や挫折を味わう女性が、どんな表情を見せていくのかが自分にとって演技の課題」と意気込みを語ると、会見に同席した大石氏も、「恐ろしい役の菅野美穂は結構見ているので、悲しい菅野美穂を見たいと思って本を書いています。自分よりデキない女に男を奪われていく悲しさを持った彼女を見ていただきたい」と期待をのぞかせた。
大石氏から「この世あらざる"一途さ"と"夢"を直子に託した」と役柄の説明を受けた榮倉は、「直子の恋焦がれる気持ちや傷つく感情を精一杯体で感じたいし、視聴者の方にも感じてもらいたい」と決意をにじませた |
完璧な女性が、直子と出会い崩壊していくという彩役について、「直子とは対照的で合理主義。パンチの効いた考え方の持ち主だけど、すべての女性が言いたいことを代弁してくれると思う」と分析する菅野 |
連続ドラマ『蜜の味~A Taste Of Honey~』(フジテレビ系)は10月13日木曜22:00スタート。初回は15分拡大。