Huaweiは、中国・北京で2011年9月26日から30日まで開催された中国最大の通信関連イベント「PT/EXPO COMM China 2011」で、クラウドやネットワーク関連を中心とした展示を展開。発表されたばかりのスマートフォンの新製品「Honor」の実機なども出展した。
長時間駆動のスマートフォン「Honor」
今回のHuaweiブースでの端末展示は10機種程度と控えめであった。一方、ブースの中央はクラウド関係のデモを大きくアピールしていた。同社は8月にコンシューマー向けのクラウドサービス「Cloud +」を開始しており、そちらの説明なども行っていた。
スマートフォン関連では、9月26日に発表されたばかりの「Honor」が展示されていた。長時間駆動が特徴のハイエンド製品で、CPUはMSM 8255T Scorpion 1.4GHz、4インチのFWVGAディスプレイ(854x480ピクセル)、カメラは800万画素。バッテリーは4インチモデルでは最長クラスとなる約3日間の駆動が可能だ。本体サイズは暫定値で122×61×10.9mm。年内に発売が予定されている。
またこの夏に発表された新製品も注目を浴びていた。7インチタブレットの「MediaTab」は1.2GHzデュアルコアCPU、ディスプレイはWXGA。ボディーはアルミ製で10月からグローバル向けに発売予定で、日本での投入も期待される製品である。また、ソフトバンクから9月に発売された「Vision 007HW」のベースモデル「Vision」も展示。こちらのグローバル向け製品は独自の3D UIメニューを搭載している。
この他には小型でカラーバリエーションを楽しめるHSPAモデム「HiMini」やLTEルーターなどを展示していた。HiMiniはMacBook Airやインテル提唱のUltrabookなど、スタイリッシュなノートPCに合わせてデザインやカラーを設計したとのこと。またLTEルーターは同時に10台のWi-Fi機器を接続可能で、3000mAの大型バッテリーを内蔵し最長18時間の利用が可能とのこと。なおTD/FDDどちらの通信方式に対応かは不明だった。
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