同社初の公式Androidアプリ「Flickr」を発表した。機能としては、アプリ内からカメラ機能を制御し、撮影後は組み込みフィルターを使って写真調整が行える点、そしてFlickrだけでなくFacebookやTwitterなど他のサービスを使って写真共有を行える点が挙げられる。またアップロードの際に写真に位置情報タグを付与でき、行動をそのままFlickr上に記録できる。

このようにモバイルでの利用を想定した機能が主に強化されており、その場での写真調整や位置情報の自動記録など、出先での行動記録の面で大きなメリットを感じることができるだろう。写真にはコメントやタグなどを適時付与できるほか、各種SNSサービスや電子メールなどを通じてFlickr以外のサービスでも写真共有が行える。またFlickrアプリ単体で撮影した写真の全画面表示によるスライドショウも可能になっており、アルバム閲覧アプリとしても活用できるようになっている。

対応OSはAndroid 2.1以上で、アプリは無料。本体サイズは3.6MB。Android Marketからダウンロードが可能だ。

Flickr for Androidの公式アプリ登場

撮影した写真に自動的に位置情報タグを付与して行動を記録可能

Flickr以外のSNSやBlogなどのサービスに写真をアップロードして共有も可能

フルスクリーンモードでのスライドショウも

またFlickrは同日、「Photo Session」という新サービスも発表している。これは友人とリアルタイムでの写真共有を可能にするサービスで、例えば自身のスライドを次に進めれば、共有している友人のスライド表示も同時に次に進むなど、リアルタイムで同じ写真を共有する仕組みを提供するものだ。先ほどの位置情報タグを含めた旅の行動記録で、友人らと当時の状況をオンライン上で振り返ってみるのも面白いだろう。