「ちょっと誰かのってる?」と疑いたくなるほどの辛い肩こり。この不快な肩の重みがスッと消える画期的な方法があるという。教えてくれたのは「BODY TIPS」の亀田圭一トレーナー。鎖骨から腕を上下させる…って、一体どんな体操?
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「腕は肩から始まっているわけじゃないんです。胸骨と鎖骨とが作る胸鎖関節という関節から両腕はぶら下がっているようなイメージです」と亀田トレーナー。肩こりを解消するにも、鎖骨周りの筋肉をほぐしてあげた方が効果的というわけだ。
では早速体操を紹介しよう。座ったままでも立ったままでもOK。ポイントは体操をする側の肩を少し落として体を横に曲げた状態で始めること。左右5回ずつを目安に「肩がこったな」と思ったときにやってみよう。
【1】体操する側の肩を少し下げて、同じ側の鎖骨の下に反対側の手を置く。
【2】指2本か3本で鎖骨を下側から持ち上げるようにして、体をまっすぐに起こしていく。あくまでも腕の力は抜いたまま。自分の指が鎖骨を持ち上げることで腕が上がっていくイメージを持つといい。
【3】上がった肩を、腕の重みを感じながらゆっくりと下ろしていく。
「肩を上げると筋肉が収縮し、肩を下ろすと筋肉がリリースされます。(筋肉を)縮めたり伸ばしたりすることでコリをほぐしてあげることができるのです」と亀田トレーナー。
猫背を防ぐ体操とセットで行うとより効果的とのこと。肩こりを防ぐためには普段の姿勢も大事。正しい座り方も復習しておこう。
【プロフィール】亀田 圭一(かめだ けいいち)氏
「BODY TIPS」代表/チーフトレーナー。NSCAパーソナルトレーナー、日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)、鍼灸、あん摩・マッサージ、指圧師、などの資格を持つ。荏原製作所バスケットボール部、日本IBMラグビー部、神戸製鋼ラグビー部などでトレーナーを務めた後、2010年8月BODY TIPS設立。カラダづくりのサポートから痛みの解消まで行うコンディショニングを軸に、アスリートやモデルからメタボに悩むビジネスマンまで、幅広い層のカラダづくりを行っている。