パナソニックは30日、二眼式のデジタルビデオカメラ「HDC-Z10000」を発表した。発売日は12月1日の予定で、価格はオープン。推定市場価格は40万円前後となる見込みだ。
レンズと3MOSセンサー、画像処理エンジンを左右1セットずつ(計2セット)搭載した3D撮影対応モデル。3MOSセンサーは有効657万画素の1/4.1型MOSを3枚使う3MOSを2セット搭載している。
画像処理エンジンは、4K2K相当の情報処理も可能な新「クリスタルエンジンPROII」を搭載し、本機ではAVCHD 3D/Progressiveに対応。3D撮影時は1,920×1,080ドット/60i、2D撮影時は1,920×1,080ドット/60pでの記録が可能だ。なお、音声記録は「5.1chドルビーデジタル」での記録が可能な内蔵マイクに加えて、オプションの外付けマイクが使用できる。外付けマイク用にはXLR端子(キャノン端子)を搭載。
レンズは「ナノサーフェスコーティング」が施された新開発のものを採用。一般的なマルチコーティングレンズより反射光を0.5~0.25%程度抑えることができ、ゴーストやフレアの少ない映像記録が可能だ。焦点距離は3D撮影時が32~320mm(35mmフィルム換算時)で10倍ズーム対応、2D撮影時が29.8~368.8mm(同)で12倍ズーム対応となっている。
また、45cmでの3Dマクロ撮影機能や、歩きながら2D撮影を行う際の手ブレを大幅に低減する「5軸ハイブリッド手ブレ補正」を、デジタルハイビジョンカメラとしては初めて搭載した。ただし、5軸ハイブリッド手ブレ補正は2D撮影時のみ利用可能。
その他の主な仕様は、液晶パネルのサイズ・表示画素数が3.5型ワイド・約115.2万ドット、 利用可能な記録メディアがSD/SDHC/SDXCカード、サイズがW145×D350×H195mm、重量が本体のみの状態で1,600g、SDカードとバッテリー込みで1,880gとなっている。