米Microsoftは9月27日(現地時間)、「Mango」の開発コード名で呼ばれていたWindows Phoneの最新アップデート「Windows Phone 7.5」の配布を開始した。多言語対応などMangoにおける新機能や改良点についてはすでに広く公開されているが、これとは別にシークレットとして隠されていた「Internet Sharing」と「Web Marketplace」という2つの新機能を同日のタイミングで公開した。
1つめのInternet Sharingについては、「テザリング(Tethering)」と記述したほうが多くの方にはわかりやすいだろう。文字通り、Windows Phone 7.5端末をWi-Fiホットスポットとして機能させることができる。もし利用の携帯キャリアと端末がこの機能に対応していた場合、設定項目に「Internet Sharing」し、テザリングのセットアップが可能となる。最大5台までの同時接続が可能になり、これまで専用のホットスポットや、テザリング用にAndroid / iPhoneを持ち歩いていたユーザーには朗報だろう。
2つめのWeb Marketplaceは、Windows Phone MarketplaceをWebブラウザからでも利用可能にする仕組みだ。以前、GoogleがWeb版Android Marketを公開したのをイメージしてもらうとわかりやすいだろう。Webで購入したアプリをリモートでWindows Phone 7.5端末へとインストールできるほか、FacebookやTwitterなどのSNSとの連携や共有が行いやすくなった点が特徴となる。Web MarketplaceについてはMicrosoftが公式の紹介ビデオをYouTubeにアップロードしているので、そちらを参照するといいだろう。