カシオ計算機は28日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、新しいタフネス構造「TRIPLE G RESIST」(トリプル G レジスト)を採用したパイロット仕様の「GW-4000」を発表した。TRIPLE G RESISTは耐衝撃/耐遠心重力/耐振動性能を搭載する。11月30日より発売し、価格は4万2,000円。
同社では、G-SHOCKが従来から備えている耐衝撃性能に加えて、耐遠心重力性能を搭載したパイロット仕様のG-SHOCKを展開しており、優れたタフネス性能と独特のフェイスデザインが好評を博している。耐遠心重力としては、航空機用の機器における定常加速度試験規格(ISO2669)の、最高等級(15Gまでの遠心重力)を超える性能を持つ。
今回の新モデルとなるGW-4000は、激しい振動が発生する航空機での操縦といった使用シーンを想定。耐衝撃性能、耐遠心重力性能に加え、新たな耐振動性能を備えたタフネス構造「TRIPLE G RESIST」を採用し、G-SHOCKのタフネス性能をさらに進化させている。
モジュールの外周や裏面には、衝撃を吸収するゲル状の素材を採用。激しい振動がモジュールに伝わるのを低減し、振動加速度「20G」までの耐振動性能を実現した。なお、耐振動性能は、自動車部品振動試験方法(JIS D1601)を参考としたカシオ計算機の試験方法によるもの。
また、ケースとバンドの結合部にアルミ製のワッシャーを用いることで、ネジのゆるみを抑えるなど、細部にまでこだわった作りが特徴。
大型の文字板は航空機をモチーフにしており、立体的なインデックスで時字の視認性を向上させたほか、高い信頼性を持つ独自の電波ソーラームーブメント「タフムーブメント」を搭載している。ちなみに、タフムーブメントは、世界6局に対応した電波受信機能「マルチバンド6」、ソーラー駆動システム「タフソーラー」、針位置を自動で修正する「針位置自動補正機能」、衝撃に強い「ハイブリッドマウント構造」といった高度な技術/機能で構成されている。