レノボ・ジャパンは27日、ThinkPadシリーズの10.1型タブレット端末「ThinkPad Tablet」を、同社Web直販サイトにて販売開始したと発表した。法人向け製品として8月に発表済みの製品と同じモデル。SSDの容量違いの3モデルから選択が可能で、直販価格は16GBモデルが47,040円、32GBモデルが54,390円、64GBモデルが61,950円。
これまで法人向けに提供されていたThinkPad Tabletが、個人であってもWeb直販経由で入手できるようになった。高い堅牢性、強固なセキュリティ、運用管理がしやすいといった、同社ノートPCのThinkPadにおける特徴を盛り込んだタブレット端末だ。
ディスプレイ部を覆うガラスに、コーニング社の極めて優れた耐傷性を誇るCorning Gorilla Glassを採用するなどしている。また、ThinkPadシリーズで定評のある、同社の大和研究所がハードウェアを設計しており、同研究所で行われている有名な堅牢性テスト"拷問テスト"もクリアしている。
ほか、メモリカードデータの暗号化や、ポート類の無効化、盗難防止用ソフトウェアなどの強固なセキュリティを標準で組み込みセキュリティを強化。Android上で動作する、ユーザーがよく使用するアプリケーションを、ビデオ/メール/音楽/書籍など分野別に整理しておくことができる独自UIなども装備している。
主な仕様は、OSがAndroid 3.1、CPUがNVIDIA Tegra 2(1GHz ARM Cortex-A9 CPU×2基内蔵)、メモリが1GB LPDDR2、ストレージがSSD 16GB/32GB/64GB(モデルによって異なる)、ディスプレイが10.1型ワイドIPS液晶(1280×800ドット/マルチタッチ)。センサ類はGPS、加速度センサ、電子コンパス、光センサなどを搭載。
インタフェースはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 3.0、Mini HDMIポート、USB 2.0ポート、Mini USBポート、3in1メディアカードリーダ(SD/SDHC/MMC)、Webカメラ(前面200万画素/背面500万画素)、マイク/ヘッドホン、モノラルスピーカなど。本体サイズ/重量はW260.4×D181.7×H14.5mm/約743g(ペン付属で約759g)。本体カラーはブラックの1色。バッテリ駆動時間はWi-Fi使用時で約9時間。