トヨタ自動車は27日、同社のミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」をマイナーチェンジして11月1日に発売すると発表。また、両車種にハイブリッドモデルを追加設定し、11月21日に発売する。価格はアルフォードとヴェルファイア共に300万円~462万円、両車種のハイブリッドモデルは395万円~565万円。
今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルやフロントバンパー、リヤガーニッシュ、バックランプを意匠変更して、より力強い外観を創出。外板色には、ライトブルーメタリック、ダークバイオレットマイカメタリック、ダークブルーマイカが新設定される。内装はスピードメーター意匠やシート表皮、木目色を変更し、高級感を高めているとのこと。
また、真上から車両周辺を見たような映像を表示し、安全運転をサポートするパノラミックビューモニターを同社では初めてオプション設定したほか、オートマチックハイビーム、運転席オートスライドアウェイ、パナソニックのイオン発生技術「ナノイー」、スーパーUVカットガラス(フロントドア)などの装備を新たに設定している(グレードによる)。
ハイブリッドモデルは、リダクション機構付のTOYOTA Hybrid System IIを採用し、エンジン音や振動を抑制して高い静粛性を実現。2.4L直列4気筒エンジン「2AZ-FXE」とE-Four(電気式4輪駆動)の組み合わせによるパワフルな加速と高度な操縦安定性を獲得したという。10・15モードで19.0km/L、JC08モードで17.0km/Lというクラストップレベルの低燃費も実現した。
なお、福祉車輌のウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良が施されたほか、車いすの方が自ら乗り込むことをサポートし、車いすも一緒にリヤ席へ収納可能なフレンドマチック取付用専用車(ウェルライド)を新設定。また、ハイブリッドモデルにはサイドリフトアップシート車を設定している。