日本ではiPhone提携キャリアが拡大されるとの噂で持ちきりだが、一方で米国では次世代iPhoneの発表イベントの開催日がほぼ定まりつつあるようだ。All Things DigitalのJohn Paczkowski氏が関係者の話として伝えるところによれば、この次世代iPhoneの発表日に10月4日が選ばれたという。Tim Cook氏にとってはApple新CEOとして初めて表舞台に立つ機会ということになり、その一挙手一投足に注目が集まることになるだろう。
次世代iPhoneの発表日についてはここ数ヶ月ほどさまざまな噂が飛び交っており、多くのユーザーを惑わせてきた。だがここ最近になって10月初旬発表という説が濃厚になり、そして有力としてささやかれるようになったのが今回の10月4日説だ。この4日は現地時間で火曜日にあたり、Appleがスペシャルイベントを開催する可能性が最も高い曜日だと知られている。その意味でPaczkowski氏の報道はかなり現実に即したものだといえるだろう。
ただ、この週は米サンフランシスコ市内ではOracle OpenWorldという大イベントが開催されており、市内にはホテルを含めてほとんど使える会場がない。そのため、クパチーノにある本社キャンパスなど、過去数年のスペシャルイベントとは異なる会場がチョイスされる可能性が高いとみられる。発表会への参加者はかなり絞り込まれるという話も伝わっており、サイズ的にも本社講堂くらいの大きさが妥当だと思われる。もし会場の様子が中継されるのであれば、ここでのCook氏のオンステージに期待したいところだ。
またPaczkowski氏は次世代iPhoneのことを「iPhone 5」と表記しているが、これも便宜的なもので実際の製品名に採用されるかは不明だ。サプライズが少ないともいわれる次世代iPhoneだが、「初めて」の経験もいくつかあり、ユーザーはその発表と製品の発売を心待ちにしているといいだろう。