女優の吉高由里子が19日、映画『ロボジー』完成報告会見に主演の五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)、濱田岳、お笑いコンビ・Wエンジンの川合正悟、川島潤哉、そして矢口史靖監督とともに出席した。

映画『ロボジー』完成報告会見に出席した吉高由里子 拡大画像を見る

先日7月下旬に9歳年上のモデル・小泉深雪と入籍していることがわかった濱田に報道陣から結婚についての質問が飛ぶと、吉高が戸惑う本人に代わり「ありがとうございます! 楽しいです!」とナイスフォローで答えた。

同作は、映画『ウォーターボーイズ』、『ハッピーフライト』などで知られる矢口監督が「ジジイとロボット」をテーマにオリジナル脚本で映画化。家電メーカーの窓際社員3人が、大破したロボットの中にその場しのぎでおじいちゃんを入れてロボット博に出場してしまったことから起こる騒動を描く。73歳にして主演の座を射止めたミッキー・カーチスは、憧れの漢字の名前を名乗って出演する。

天然女優として知られる吉高は開口一番、「濱田岳です」ととぼけてあいさつ。キャストを見回して「オーディションが苦手のヘンテコなキャストが集まったと思う」と含み笑いを見せ、自身についても「現場でもオーディションはダメダメだったという話しをするくらい、なぜ受かったのかわからない」と不思議がった。そんな吉高について矢口監督は「オーディション当日は二日酔いで、声はガラガラ。今から何をするんですか? というテンションだった」と明かすも「でも芝居をやった途端、ピカピカ光る。それが面白かった」と女優魂を評価していた。

吉高由里子

ミッキー・カーチス

濱田岳

誉め言葉にデレデレの吉高だったが「役柄は、ロボットを愛し過ぎる変態という設定。ちょうどいい変な人が来てくれてよかった」と矢口監督が本音で語ると、五十嵐も「酒を飲むと、人格が二つ出てくる」、濱田も「トンチンカンなので、撮影はロボットを2台相手にするようなものだった」、さらには「皮のベルトでシバかれたことがある」と河合からも苦情が出る始末。止まらないクレームの嵐に「今のことは皆さんのリップサービスですから。パフォーマンスをして会見を盛り上げてくれる。……申し訳ない」と集まった報道陣に悪く書かないよう訴えていた。

映画『ロボジー』は2012年1月14日より全国公開される。