ソニーのタブレット新製品「Sony Tablet Sシリーズ」が17日に発売された。同日、ビックカメラ池袋本店では発売記念イベントが開催され、ゲストによるトークショーなどに発売を待って並んでいた客らが耳を傾けた。
発売されたSony Tablet Sシリーズの「SGPT112JP/S」、「SGPT111JP/S」は、Android 3.1を搭載したタブレット(Android 3.2にバージョンアップ可能)で、ディスプレイは9.4インチ(1,024×600ドットWXGA)。CPUにはデュアルコアのNVIDIA Tegra 2を採用している。通信方式はWi-Fi。
発売記念イベントでは、お笑い芸人の「デンジャラス」の二人とおかもとまりが登場してトークショー。実際にSony Tabletに触ったデンジャラスのノッチとおかもとまりは「軽くて、デザインも可愛い」と感心。おかもとまりは「ちょうどコンパクトな端末を探していたのでピッタリ」と述べ、ノッチはバラク・オバマ米国大統領のモノマネで「パソコンが壊れたら、Sony Tabletにチェンジ!」とアピールした。
続いて、ビックカメラ池袋本店パソコン館店長の久次米一人氏が挨拶。「タブレットは各社から発売されているが、ソニー製では初めてなので期待している。ホームネットワークにタブレットを組み入れて、快適な生活を送ってほしい」と述べた。
次に、ソニーマーケティングの担当者が商品説明を行い、雑誌を途中で折り畳んだような独特の形状が「女性も片手で持ちやすい」とアピール。表示が速く、サクサクと動作するほか、写真や動画をホームネットワーク内のTVに簡単に転送できると特長を述べた。また、ソニー独自の「PlayStation Store」「Reader Store」からゲームや電子書籍をインストールできることも特長として挙げた。
デンジャラスの安田和博は、別売りのBlutoothキーボードを使えば、PCのようにキーボードで文字を打てるという説明を受けて「それは便利」と感心。おかもとまりは、インカメラを搭載していることを聞くと、「ブログやTwitterをやっている人なら、インカメラで自画撮りして簡単に写真をアップロードできる」と述べた。
イベントの最後には、ゲストと久次米店長、一番目に並んでいた購入客による発売カウントダウンとくす玉割りが行われた。朝の6時台から並んでいたという一番目の購入客は「iPadよりも軽く、PlayStationのゲームをプレイできるから」と購入理由を述べ、プレゼントとしてゲスト3人のサイン色紙を贈られた。