俳優の大泉洋が17日、東京・丸の内東映で行われた映画『探偵はBARにいる』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

映画『探偵はBARにいる』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した大泉洋 拡大画像を見る

東直己のスキノ探偵シリーズ第2作目『バーにかかってきた電話』を原作とし、酒好きで美人に弱いが情に厚い心優しき探偵(大泉)が、空手の達人の相棒(松田龍平)とともに活躍する姿を描く同作。10日に公開して1週間で興行収入3億円、観客動員数は30万人を突破した。

観客から熱い声援を受けながら舞台に登壇した大泉は「僕以外は誰も来ませんでした!」と笑わせつつ、「皆さんのおかげでございます。このような華々しい舞台は初めてじゃないでしょうか」とうれしさを爆発させた。

会場には2度目3度目の鑑賞となるファンも多く駆け付け、「10回に1回は違う結末も用意してますんで。カンフーするパンダも出てくるんじゃないかな(笑)」と"舌好調"。さらに「シリーズ第2弾の製作が決定いたしました!」と作品の大ヒットを受けて、続編が製作されることが決まったと発表し、会場からは大きな拍手が送られた。

大泉は、第2弾の製作について「あっという間に決まりました。でも、電話でその話を聞かされた時は『これから松田さんの了解を得ます』と言われたんです。アイツ断ったらぶっ殺してやろうかと思いました(笑)」と話し、ほどなく松田の了解が得られ「ホッとしましたよ。この作品にかけちゃってましたからね。ほかの仕事はボロボロで」と安堵の表情を見せた。

集まった観客たちはおしりのイラストが描かれたうちわでシリーズ化を祝福。大泉は「『しりの複数=シリーズ』なんでしょ? 軽薄な映画に見えますよ。内容を勘違いする人が出てくるんじゃないですかね」と苦笑い

続編の内容や公開時期については未定となっており、大泉は「思い切って子供向けにするのもいいかもしれませんね。戦隊モノとか(笑)」と提案。「松田くんが変身して、やる気のないヒーローになるのもいいんじゃないかな(笑)」と話して会場からは爆笑が沸き起こっていた。