アイロボットの日本総代理店セールス・オンデマンドは14日、「ロボット掃除機 アイロボット ルンバ 700」シリーズを10月7日より発売すると発表した。ベーシックモデルの「ルンバ760」、スタンダードモデルの「ルンバ770」、ハイグレードモデルの「ルンバ780」の3モデルが用意され、価格はいずれもオープン。参考予定価格はルンバ760が64,800円、ルンバ770が69,800円、ルンバ780が79,800円となっている。

左から「ルンバ760」「ルンバ770」「ルンバ780」

「ルンバ」シリーズは、ロボット専業メーカーであるアイロボットがリリースする掃除ロボット。独自開発の人工知能「AWARE」により部屋の状況を判断し、最適な動作パターンによる掃除を自動で行ってくれる。

人工知能「AWARE」の能力を最大限に引き出す高速応答プロセス「iAdapt」

今回発表された「ルンバ700」シリーズでは、新たに高速応答プロセス「iAdapt」を搭載した。この応答プロセスは人間で例えると神経とでもいうべきもので、数十のセンサーから送られてくる情報を基に毎秒60回以上の速度で部屋の状況を判断できるようにする技術だ。部屋の形状や広さ、汚れ具合などに対応して、40以上の動作パターンから最適なものを選択。このiAdaptにより、人工知能AWAREが最大限に性能を発揮できるようになり、よりスムーズな清掃が可能になっている。

また、「ルンバ700」シリーズでは「NEW3段階クリーニングシステム」に、新吸引システム「エアロバキュ」を搭載。2基のブラシでゴミを掻き込みながら吸い取ることで、チリやホコリの除去効率が高まっている。

新装備「エアロバキュ」で除去効率アップ

なお、従来品の交換目安は1年だったが、今回の3モデル全てにおいて、パワーマネジメントの最適化が可能。これによりバッテリーの寿命を約1.5倍に延伸できるようになっている。3モデル共通の機能としては、スケジュール機能を搭載している点も魅力。充電や清掃を、あらかじめ設定したスケジュールに応じて自動で行ってくれる。

また、ルンバ770とルンバ780のみの機能として、「ダブルゴミセンサー」と「ゴミフルサイン」が搭載されている。前者は、従来のゴミセンサーに加えて高精度なヒカリセンサーを搭載することで、綿ホコリなどの微細なゴミも発見しやすくするもの。後者は、ボディ内部のゴミ容器が満杯になると、ランプを点灯させて知らせてくれるというものだ。

さらにルンバ780のみは、ライトハウスが付属する。これはガイドセンサーのようなもので、これを部屋に設置することで、連続した複数の部屋を順番に掃除することが可能となる。また、ルンバ780はボディ上部がタッチパネルになっており、各種操作をタッチ操作で行えるようになっている。

家電&インテリアコーディネーターの戸井田園子さん(写真中央)と家電コンシェルジュの神原サリーさん(同右)

なお、同日行われた報道者向け発表会では、家電&インテリアコーディネーターの戸井田園子さんと家電コンシェルジュの神原サリーさんが登場。「ルンバ」シリーズの愛用者だという二人は「使ううちに、家族のように思えてきた」というほど。初代「ルンバ」から使用しているという戸井田さんは、「掃除がキライだったので重宝しており、私が掃除するよりずっとキレイにしてくれる」とありがたみを強調。また、神原さんは「最初は記事を書くために試用したのだが、すぐに気に入って注文した」という。

発表会場では新ルンバの実演も行われた

動画(クリックすると別ウィンドウで開きます)
ルンバ780が清掃を行っている様子を動画で撮影(ファイル形式はMotion JPEG、再生時間約21秒、ファイルサイズ約11MB)