俳優の哀川翔が、NTTドコモ向けの動画配信サービス「BeeTV」の連続ドラマ『目を閉じてギラギラ』(10月1日配信スタート 毎週土曜更新 全12話)に主演することが13日、明らかになった。

ドラマ『目を閉じてギラギラ』に主演する哀川翔(右)と共演の綾野剛 拡大画像を見る

哀川が演じるのは、暴力を嫌い、人情味溢れる「お説教」で裏社会を生き抜いてきた元ヤクザの希崎。貸金を営みながら、子供たちに野球を教え、人生に問題を抱えた人たちを応援するために立ち上がるという役どころだ。ドラマでは、借金の取り立てにまわっていた希崎が、債務者の一人でかつて甲子園にその名を轟かせた天才投手・八木沢剛太(綾野剛)を立ち直らせようと「お説教」し、希崎の思いに打たれた八木沢は人生を建て直そうと決意する。しかし、2人の背後には黒田組の影が忍び寄っていた――というストーリーが展開する。哀川は同作で初の映画主題歌にも挑戦。映画と同名タイトル「目を閉じてギラギラ」が、10月19日に配信限定シングルとしてリリースされる(ソロ名義としては18年ぶりのリリース)。

哀川は「前向きな男の性(さが)を感じたし、主人公が世間とのギャップや時代への切なさを感じている男像があって、でも夢を持ち続けるという男のテーマ性があったのが面白かった」と台本を読んだ感想を。「俺は希崎好きですよ! 喧嘩しないところが好き! 喧嘩をしない男は最高だよ。俺のテーマでもあるしね。喧嘩をしないことが無敵でいられる方法だよ。喧嘩をすればいつか負けるから。無敵であることを貫くためには喧嘩をしないことですよ(笑)」と主人公に感情移入していると明かした。

また、「人はちょっとバカがいいな! っていうのがあるね。そのバカさ加減が人間ぽいんだから、その大事なところを忘れちゃいけないよ。ということはちょっと言いたいね。俺はそうやって生きてきているから。何か曝け出した時に人間のバカさがでるんだ。何かに熱中している時にバカさがでるんだ。そういうところを醸し出せばいいんじゃない。このドラマはそういう所が満載なので面白いと思うよ」と熱いメッセージも寄せている。

なお、同作は劇場版も製作され、10月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷で公開されることも決定している。

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