日本損害保険協会北海道支部は12日、エゾシカとの衝突事故防止を呼びかけるチラシを約3万枚作成し、「道の駅」や高速道路サービスエリアなどにて配布すると発表した。
同チラシは、同協会が北海道警察本部および北海道庁と連携して作成したもの。チラシによると、北海道ではエゾシカが関係する交通事故がこの6年で約50%増加し、2009年は1,838件、2010年は1,727件も発生している。また、エゾシカ事故による車の修理費は平均39万円(同協会北海道支部 2010年保険会社13社統計)かかっているという。
チラシでは、同協会のキャラクター「赤防災ずきんちゃん」が、「エゾシカは急に飛び出してきます。前をよく見てスピードは控えめに。」とドライバーに安全運転を呼びかけている。
配布場所は、道内の「道の駅」113カ所、警察署70カ所、道庁・各総合振興局・振興局15カ所、高速道路サービスエリア・パーキングエリア8カ所。また、同支部会員会社から自動車保険の契約者にも配布するとのこと。