オンキヨー、セパレートタイプのフラッグシップAVアンプをマイナーチェンジ

オンキヨーは9日、AVセパレートアンプ「PR-SC5509」(AVコントロールセンターアンプ)「PA-MC5501」(パワーアンプ)を発表した。発売は9月25日で、価格はPR-SC5509が262,500円で、PA-MC5501が210,000円。

2機種は、昨年10月に発売した「PR-SC5508」「PA-MC5500」の後継モデル。PR-SC5509は9.1chに対応したコントロールアンプで、PA-MC5501は9chのパワーアンプ。セパレート化することで、ビデオ回路やデジタル回路などがパワーアンプ段に与える影響を低減し、よりクォリティ高いサウンドを実現する。従来機との大きな違いは先日発表した「TX-NA5009」と同様に、「DTS Neo:X」への対応、「4K」(3,840×2,160ドット)へのアップコンバート機能の搭載、より制振性を高めたシャーシ構造の採用が主なもの。DTS Neo:Xは、2ch～7.1chのソースから、フロントハイ/フロントワイドを加えた最大11.1ch分の音場を作り出す技術だ。

また、ネットワークも最新の規格に対応。従来より、DLNAの1.5やインターネットラジオ(PLS/M3U/Podcast)に対応していたが、新たに「radiko.jp」「AUPEO!」のサービスが利用可能となった。一体型のAVセンターと同様に、iPod touch/iPhoneやAndroid端末からの操作や、端末側に保存されている音楽のストリーミング再生が可能な「Onkyo Remote」も利用できる。

PR-SC5509の入出力端子は従来機から大きな変化はない。HDMIは入力を8系統、出力を2系統装備。映像系はコンポーネント(入力×3/出力×2)、Sビデオ(入力×4/出力×2)、コンポジット(入力×5/出力×3)。音声系はデジタルオーディオが入力7系統、アナログオーディオ(入力×8/出力×3)、Phono入力×1、7.1ch入力×1、バランス入力×1、9.2chバランス出力×1、9.1ch出力×1、サブウーファー出力×4を装備する。PA-MC5501は、筐体構造の強化などが行われているほか、筐体の奥行きが僅かながら短くなっている(W435×D446.5×H198.5mm。従来の奥行は458.5mm)。定格出力は各chとも200W(6Ω)。