JRグループは9日、JR線の快速・普通列車に乗り降り自由の「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を9月30日より販売開始すると発表した。

石勝線の新夕張~新得間は、区間内の利用に限り「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」で特急列車の普通車自由席に乗車できる

10月14日の「鉄道の日」に合わせ、今年も発売される同きっぷ。1枚で3回まで利用可能で、JR線の快速・普通列車の普通車自由席およびJR西日本宮島フェリーに乗り降り自由。快速・普通列車のグリーン車自由席にはグリーン券のみの購入で乗車できる。

普通列車が運転されない津軽海峡線木古内~蟹田間、石勝線新夕張~新得間の特例として、この区間内のみ乗車する場合に限り、特急列車の普通車自由席を利用できる。この特例を除き、特急・急行列車に乗る場合は特急券または急行券のほかに普通乗車券も必要に。

奥羽本線新青森~青森間の利用についても、「特急・急行列車の普通車自由席へのご乗車はできません」と明記された。

青い森鉄道線は、JR線との乗り継ぎのために青森駅、野辺地駅、八戸駅で乗降する場合のみ「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を利用できる。三沢行の電車に乗車する場合は青い森鉄道線の乗車券が必要に

また、青春18きっぷと同様の措置として、他のJR在来線から孤立している大湊線(野辺地~大湊間)と八戸線(八戸~久慈間)に乗車する際、通過利用する場合に限り、青い森鉄道線に乗車して青森駅、野辺地駅、八戸駅に下車できる。ただしこれら3駅以外で下車する場合、青い森鉄道線の運賃が必要になる。

「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の利用期間は10月1~16日で、価格はおとな9,180円、こども4,590円。

紀勢本線を走る117系電車(2006年撮影)

なお、JR西日本からは、同社管内の全線およびJR西日本宮島フェリーにおいて、快速・普通列車の普通車自由席に乗り降り自由となる「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」も登場する。

こちらも9月30日より販売開始し、利用期間は10月1~16日。乗車日当日のみ有効で、価格はおとな3,000円、こども1,500円。